イギリスのキング・オブ・ポップと称されるロビー・ウィリアムズが1997年にリリースした曲です。最近、彼の自伝映画「ベター・マン」が日本でも公開されましたが、そちらにサウンドトラックとして収録されています。
作詞に関しては著作権問題が続いているそうですが、ヨーロッパを中心に多くの歌手にカバーされている名曲です。
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I sit and wait
Does an angel contemplate my fate?
And do they know the places where we go
When we’re grey and old?
‘Cause I have been told
That salvation lets their wings unfold
(「contemplate」は「熟考する」の意味です。
「think」よりも精神や哲学について
深く考える時に使われます。)
So when I’m lying in my bed
Thoughts running through my head
And I feel that love is dead
I’m loving angels instead
(「running through my head」は
何かが頭を駆け巡り止まらなくなる状態です。
「A song is running through your head」で
音楽が頭で鳴りやまない状態を意味します。
同じ「愛」の意味でも「loving」は
「love」と違い限定的な期間の愛を意味します。
この場合は「I feel that love is dead」
「あの愛は死んだと感じた」この期間限定で
「天使を愛する」と言っているので
「そんな時は」と付け足して訳しました。
ここで冒頭の「I sit and wait」、待っているものが
亡くした愛の痛みへの「救い」だと推測できます。)
And through it all she offers me protection
A lot of love and affection, whether I’m right or wrong
And down the waterfall, wherever it may take me
I know that life won’t break me
When I come to call, she won’t forsake me
I’m loving angels instead
(分かりにくいですが、
「,」までを一節として訳してあります。
「affection」は「love」よりも家族や友人への
「親愛」に近い優しい愛情を意味します。
歌詞の内容から「she/彼女」を「天使」と
解釈し訳しています。)
When I’m feeling weak
And my pain walks down a one way street
I look above
And I know I’ll always be blessed with love
(「walks down a one way street」は
訳すと「一方通行の道を歩く」ですが、
歌詞の内容から自然な日本語になるよう
「一方的に襲いかかってくる」と訳しました。
同じように「my pain/私の痛み」も
「抱えた痛み」と訳しました。)
And as the feeling grows
She brings flesh to my bones
And when love is dead
I’m loving angels instead
(「as~」は「~につれて」の意味。
「breathes flesh to my bones」は
訳すと「私の骨に肉を吹き込む」なので
自然な日本語になるよう「血肉となる」
としてあります。)
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数多くある彼の代表曲の内の1つで、シングルとしては世界で200万枚以上の売り上げを誇りました。これは自身最多であると共に、ストリーミング回数の方も自身最多を記録したそうです。失恋したり愛する誰かを亡くした時、立ち直る強さをくれる名曲です。
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