アメリカの歌手リチャード・マークスさんが、日本の歌手Askaさんとコラボして1997年に発表した曲です。同年発売されたアルバム「Flesh and Bone」の日本版ボーナス・トラックとして収録されています。
残念ながらYouTubeの公式には、リチャードさんのソロver.しか公開されていません。ただ、探せばコラボver.も、来日して音楽番組で一緒に楽曲披露した映像もあります。
当時世界からも評価が高かったCHAGE&ASKAのお二人の楽曲を、世界中のアーティストがカバーしたアルバムが日・英で発売されました。リチャードさんは「Heart of My Own(原題:もうすぐだ)」をカバーされた縁で、このコラボに繋がったそうです。
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【リチャードパート】
You never really thought You’d live to see the day
When the walls around your heart Were blown away
Just close your eyes and you will hear me say. “It’s alright”
(「(live to) see the day」は
「(生きてる間に)思いもよらない経験をする」
という意味です。)
【アスカパート】
The key to everything I need is in your hands
The part of me that no one understands
When all my bridges burn you tell me that it’s alright
(最後のパートがちょっと自信無いんですが、
「all my bridges burn」の「bridges/橋」は
「縁」の意味もあります。
「burn one’s bridges」で「縁を切る」
の意味になるので、応用して訳しました。
「tell me that~」は「~を教えて」の意味ですが
「Do you mean to tell me that」で
「~と言うつもりか」の意味になるので
こちらも応用して訳しました。)
【二人パート】
One world, One ride, One ‘till the end of time
I’ll be the someone standing by your side
Every day of your life
(「ride」は「乗車」の意味なので
正しく訳すと「一度の乗車」になりますが
歌詞の流れから「一度の旅」と訳しました。
「一度きりの人生」の意味だと解釈しています。
「~’till the end of time」は「~よ永遠に」
や「~は未来永劫」の意味です。
自然な訳になるように
「~であることは変わりはしない」としました。
「I’ll be the someone」で「僕は~になるよ」、
「standing by your side」は「君の側に立つ」
つまり「君の味方」の意味なので
「僕は君の味方になるよ」と訳しました。
タイトルでもある「Every day of your life」は
「日々の生活の中で」や「君の暮らしの中で毎日」
といった意味になります。)
【リチャードパート】
There are times I can’t explain the things you do
I feel the demons taking me with you
But there ain’t too much You could put me through
It’s alright
(「put me through」は「(電話が)繋がる」
の意味ですが、他にも「達成する」の意味や
「苦労をかける」の意味もあります。)
【アスカパート】
And when the world can recognize our destiny
And the eyes looking down are history
I’ll say tomorrow what I say today, It’s alright
(「the eyes」は「人々の目」
つまり「世間」を意味します。
「looking down」は「下を向く」の意味の他に
「見下す」や「軽蔑する」の意味もあります。
「周りが何と言おうと、それはあくまで
過去の事例を基にしているから
誰とも違うたった一人の君は
過去の事例に当て嵌るはずない、大丈夫さ」
と勝手な解釈をしています。)
【二人パート】
One world, One ride, One like the earth and sky
Over and over your heart’s been left bare
Haunted by faith that has led you nowhere
You don’t need to call out my name
‘Cause I am always there
(「been left bare」は「晒された」の意味、
「led」は「lead/導く」の過去形です。
「Haunted」は「幽霊が出る」や
「とり憑かれる」、「悩まされる」の意味です。)
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「一つ」、「一度」、「一体化」、そして「一人だけの自分」と、全体を通して「One」が重要なキーワードになっているなと感じました。とても爽やかながら力強く寄り添ってくれる一曲です。
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