1981年にアメリカのデュオ、ダリル・ホール&ジョン・オーツが発売した曲です。billboardホット100で2週連続1位を獲得するなどヒットしました。日本では後にCMソングとして起用されたことで、幅広い層に認知されている曲です。
タイトルの「Private Eyes」は「探偵たち」の意味なので、PVでも探偵を彷彿とさせる衣装で歌っています。
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I see you, you see me
Watch you blowin’ the lines
When you’re making a scene
Oh girl, you’ve got to know
The senses will show to my heart
When it’s watching for lies
You can’t escape my
(「blowin’ the lines」で「セリフを忘れる」や
「言うことを忘れる」を意味します。
「make a scene」は「声を荒げて騒ぐ」や
「修羅場」のようなネガティブな場面を意味します。
「The senses」は「感覚」のことで
「show to my heart」は「僕の心に見せる」、
つまり「感覚が僕に教えてくれるんだ」
というニュアンスだと解釈しています。)
Private eyes
They’re watching you
They see your every move
Private eyes
(「Private eye」は「私立探偵」を
意味する俗語です。
「Private eyes」と複数形になっているのは
多義性を持たせるためだと思われます。
なので一つの曲の中でも訳を変えました。
冒頭の「Pribate eyes」はその前の歌詞
「You can’t escape my/君は逃げられないよ僕の」
に続くよう「Private Eyes/個人的な両の目から」
と訳しました。
つまり「君の私的な部分も見つめている、
見つめられる立場(恋人のような近い仲)
にある僕の両目」という解釈です。)
You play with words you play with love
You can twist it around baby that ain’t enough
‘Cause girl I’m gonna know
If you’re letting me in or letting me go
Don’t lie when you’re hurting inside
‘Cause you can’t escape my
(「play with」は「~と遊ぶ」の意味もありますが
「~を弄ぶ」の意味もあります。
「twist it around」は「~を絡ませる」の意味や
「詭弁を働かせる」の意味があります。
絡ませて曖昧にする、真実を分からなくさせる感じです。
「let me in」は「参加する」「中に入れる」、
「let me out」は「降ろす」「手放す」などの意味があり
恋人関係の「付き合う」「別れる」にも使われます。)
Why you try to put up a front for me
I’m a spy but on your side you see
Slip on, into any disguise
I’ll still know you
Look into my
(「put up」は「上に置く」や「掲示する」
の他にも「飾る」「装う」の意味があります。
「on your side/君の側」は「君の味方」の意。
「Slip on」は「簡単な着脱」を意味するので
「さっと着替えて」と訳しました。)
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ロックの殿堂入りするほどの功績を収めたお二人ですが、残念ながら2024年に解散を宣言されています。もうお二人で歌うことはないとニュースで見て、また聴き直しました。
この曲は洋楽に興味がない頃からサビの単語が少なく、テンポも歌いやすくてよく口ずさんでいた思い入れのある曲です。
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