イギリス人歌手デズリーさんが2003年に発表したアルバム「Dream Soldier」の収録曲です。残念ながらこのアルバムは商業的に成功できなかったそうですが、個人的に大好きな曲です。
1997年には同名タイトルの映画がアメリカで公開されています。デズリーさんが1994年に発表した「Crazy Maze」がサウンド・トラックとして収録されていますが、今曲と映画に関連はありません。
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Hold me, don’t let go
‘Couse I’m revelling in insecurity
It’s so unlike me, yes I know
But what am I to do with how I feel
(「revelling」は「楽しみや喜びに耽る」
という意味の「revel」の現在進行形です。)
I just keep on wondering, pondering what to do
I’ll beat up on myself, everybody else, I’m so confused
You say let’s compromise, head for the skies
Nothing to lose, I’ve got nothing to lose
(「beat up」は「めった打ち」の意味で
日本語では俗に言う「フルボッコ」になります。
「head for」は「~へ向かう」の意味で
「~へ行く」の「go to」よりラフな言い方です。)
So please don’t leave me here
I’ll be lost without you
Don’t make me stay
‘Cause I’ll only be in the way
(「make me stay」は直訳すると
「私を留まらせないで」です。
それでも良いんですが、「stay」は
「滞在する」や「泊まる」の他にも
「そのままにする」の意味もあり、
「you」と一緒に使われると「そのまま居て」
つまり「離れないで」として使われるので、
逆に「me」と一緒に使われている今歌詞では
「自分だけそのまま」つまり「放って行かれる」
と解釈して「放って行かないで」と訳しました。
「in the way」は「道を塞ぐ」や
「邪魔になる」の意味です。)
Don’t say I told you so
And that my argument is wearing thin
Sometimes I’m ugly, beautiful
Say I’m hormonal and I’ll punch you in
‘Cause I just can’t make up my mind any time, I’m not like you
Don’t put words in my mouth or I’m heading south right on cue
(「wearing thin / wear thin」は「使い古されている」
や「擦れて薄くなる」などの意味があります。
「あなた」と一緒にいることで
自分の信念が揺らいでいるのだと解釈しています。
「I’m hormonal」は「ホルモンバランスが乱れる」、
つまり生理のことです。
「put words in my mouth」は直訳すると
「口に言葉を詰める」ですが
「言っていないことを言ったと言う」の意味です。
「right on cue」は「まさのその時」の意味で
「on cue」は「合図」のことです。)
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相手に夢中な曲かと思いきや、2番では対等な立場であることが伺えます。デズリーさんの伸びやかで優しく、ソウルフルな歌声にピッタリの曲です。
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