1994年にアメリカの歌手ジェイミー・ウォルターズがデビュー曲として発表した曲です。
当時、世界中で社会現象を巻き起こしたドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」に、メインキャラクター・ドナの恋人・レイとして出演していました。歌手のレイとして劇中でこの曲を歌唱しました。
アメリカ・ビルボードのHOT100で16位を記録し、複数の国や地域でチャートのトップ10入りを果たすヒットをしました。ただ、劇中のDV気質な役柄と混同され、継続的な人気は得られませんでした。
若者たちの複雑な家庭環境と恋愛を描いたドラマに、ぴったりの優しい曲です。
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I don’t wanna see you ever sad
Everything that I’ve got, you can have
When it’s all too much, you need some human touch
To see it’s really not so bad
(「you can have it」で「あなたにあげる」の意味。
「you can have ~」で「あなたには~の権利がある」
「あなたは~を持つことができる」の意味です。
文脈から「君にあげるよ」と訳しました。
「When it’s all too much」は直訳すると「全てが多過ぎる」
つまり抱えきれない状況を指し「もう限界だ」や
「もう、うんざりだ」「もうたくさん」の意味になります。
「see」は「見る」と「理解する」の両方の意味があります。)
Did you call on every saint you know
But still you feel like you’re on your own?
Can you see through your tears I will always be here
And you’re not out there, baby, all alone?
(「call on」は人に「助けを求める」などの意味。
「on your own」は「独りの力で」や「一人で」
「自分の責任で」など人に力を借りない意味です。
この歌詞の場合、人の力を借りられない状況と解釈し
「独りぼっち」と訳しました。
「through your tears/あなたの涙を通して」は
「涙の向こう」のニュアンスです。
「all alone」は完全に「独り」「独りぼっち」の意味。)
Hold on, ‘til you feel a little stronger
Hold on to me, yeah, and I said
Hold on, everything’s gonna be all right
Just hold on to me tonight
(「Hold on」は「待つ」「頑張る」
「しっかり掴まる」などの意味があります。
「Hold on to me」で「私を抱き締めて」の意味。
「stronger」は「もっと強く」や「より頑丈」などの
意味ですが文脈によっては「元気」の意味になります。)
Anything that hurts you hurts me, too
And I’m not gonna let your world turn blue
Will you take my hand and feel how close I am?
There ain’t nothin’ I won’t do for you, come on, now
(「gonna」は「going to ~」の略で「~するつもり」の意味。
「turn/回転する」は状況を変化させる「~する」の意味。
「blue/青」は「憂鬱」や「落ち込む」などの意味。
「There ain’t nothin’ I won’t do for you」は
「私はあなたの為なら何でもする」の意味です。)
I know the world can drive you to your knees
But when you need to cry, baby, cry to me, yeah
(「drive you to your knees」は
「あなたを跪かせる」つまり「苦しめる」や
「屈服させる」などの意味です。)
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人気の低迷と共に芸能界から身を引き、消防士になられました。とても堅実な人柄が、曲作りに参加したこの曲にも反映されています。
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