アメリカのDJキャレドが2021年にリリースした楽曲です。ジャスティン・ビーバーと21サヴェージの3人でコラボしています。
3分もない曲ですが、MVはストーリー仕立てになっているので5分以上あります↓
近年「おかわり」を意味する「Another one」という言葉が、「良い出来事がまた起こるように」という意味もあると知り、調べるとどうやらこの曲の影響のようだと分かり、興味が出て訳しました。
ラップなのでいつも以上に意訳が多いです。ご了承ください。
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We The Best Music
Another one
(先述の通り、ここでの「Another one」は
「最高の曲をまた一つ」という意味です。)
<Justin Bieber>
I gotta, I gotta, I gotta make my mind up
I won’t grind, gon’ shine until my time’s up
I got money on my mind, is that a crime, yo?
Don’t wanna go back to the days when I was broke
(「I gotta」は「I have go to」の口頭語で
「~しなければいけない」の意味です。
「研磨」を意味する「grind」は
「長時間必死に頑張る / 勉強する」という
スラングとしても使われ、音楽では
「ヤバいことをして金を稼ぐ」という
ような意味でも使われます。
両方の意味にもとれるよう「苦労したくない」
としました。)
But girl, you my priority
And I’ll put your heart way over me
And money ain’t shit if I ain’t with you, bae
Give it all away just to get you back
Can’t put a price on what we had
(「girl」は親しい女性を呼ぶ時にも使います。
「put」は「置く」という意味ですが
「移動する」という意味もあるので
「your heart way over me」を続けると
「君の心を僕の上に置く」つまり
「僕より君の心を優先させる」という意味になります。
「ain’t」は「is not」や「have not」などを
省略した便利な言い方で「~じゃない」の意味です。
「get you back」には「仕返し / 見返す」
という意味もありますが、この歌詞では
彼女を攻撃している文面ではないので
そのまま「取り戻す」としました。)
They say, “Time is money”, but money can’t make no time
Sometimes it’s sunny, but sometimes it don’t shine
And life is a bitch, but sometimes it’s alright
So I’ma let go of things I can’t control
(「bitch」は悪口を言う時に使う汚い言葉ですが
ここでは一番優しいであろう「嫌な」という訳にしました。
ちなみに日本では「尻軽女」という意味で
使われることがありますが、正しくは「性悪女」で
性に対する悪口としては使われません。
「I’ma」は単純に「I’m a」の略として使われる
こともあれば「I’m going to / するつもり」の
「I’m gonna」が更に略された言葉でもあります。)
<Justin Bieber & 21 Savage>
Let it go, let it go (on God)
(「Let it go」は「手放す」や「解き放つ」
という意味もあります。)
<21 Savage>
I’ll let it go if you say that you love me, that shit better show (on God)
Don’t tryna play like I’m slow
‘Cause you been ‘round the block and I know this for sure (21)
She ask for seconds, I give her some more
And I’m proud of myself ‘cause I used to be poor
Now I just hustle and grind and stack it, ‘til all of my muscles is sore (on God)
(「let it go」は「放っておく」という意味から
「諦める」という意味にもなるので
両手を放して拒まない様子を思いながら
「受け入れる」と訳しました。
「on God」は直訳すると「神様に」ですが
「神様に誓って」という流れから
「真剣に / 誠実に」のような意味もあります。
「tryna」は「tring to」のこと。
「’round」は「around」のことで
「been around the block / ブロックを周った」
という文章になりますが、
「block」はアメリカの街の区画のことで
そこを歩きまわる…つまり色んな出来事や
人に会ってきたということから
「色々な経験を積んだ」という意味になります。
「俺様」と訳したのは最後に自分の名前「21」が
入っていたからです。
「ask for seconds」は「おかわりください」の意味。
ここでも「grind」が出てきますが
最後に「真面目」を意味する「on God」が続くので
「粉砕する」という意味から「身を粉にして」
と訳しました。
「’til」は「~までずっと」を意味する
「until」のことです。
21サヴェージさんは多くの犯罪を犯し
再起された方です。
「俺みたいな人間を愛してくれるなら拒まないけど
自分の人生をここまで生きてきた君は
俺に合わせようとして人生を棒に振らないでくれよ。
そんな君の為なら俺は何だって差し出すからさ」
と歌っているように、勝手に聞こえています。)
Don’t play a sport, but ball
Answer the phone when I call
I get up whenever I fall, don’t try me, it’s gonna end up in a brawl (on God)
Porsche lights look loke a frog
Cost a few hundred, that’s all
Richard Mille sit on my wrist, I’m big 4L, live don’t do shit small (on God)
(「ball」は「野球」のスラングです。
「end up」は「最終的には」
「in a brawl」は「乱闘に巻き込まれる」
と言う意味ですが、過去の犯罪歴を見ると
最後の「on God / マジで」が命の保障はない
冗談ではないことが分かります。
ポルシェのライトは勿論安い物ではありませんが
「that’s all / たったそれだけ」と言い
高級腕時計の「リシャール・ミル」を
愛用できるほど稼げるようになったと歌っています。
「sit on」は「座らせる」という意味と
「乗せて固定する」という意味があるので
「つける」と訳しました。)
Ass so fat, can’t sit up
Shawty got a load in the back like a pick-up
Quarter million dollars every time I do a pick up
Fans got they arms in the air like a stick–up
Money growin’ like it got hiccups
You know it’s some dope if I whip up (straight up)
Time is money, lil’ baby, you beautiful
I ain’t got no choice but to tip ya
(「Shawty」は「背の低い子」
つまり自分の恋人である「彼女」のことです。
「pick-up」は「ナンパ」のこと。
「stick up」は強盗が両手を上げさせることです。
ナンパする度にファンが増えてお金が増える
ということかな、と解釈しています。
「whip up」は「馬を鞭打つ」という意味から
「人の感情を昂らせる」という意味でもあります。
「straight up」は「的を射ている」という意味で
「その通り」と訳されます。)
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無駄に解説が長くなってしまいました。申し訳ないです。個人的にも、ポルシェのライトは蛙みたいだなと思っています。笑
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