1979年にイングランドのバンド、ピンク・フロイドが発表した曲です。
人生や社会における抑圧や疎外感を基に作られた三部作の内の一曲です。「part2」はメンバーのロジャー・ウォーターズが教育批判をテーマに書き上げ、物議を醸しながらもイギリスとアメリカの両国で1位を獲得し、世界中で大ヒットしました。
ローリングストーン誌が選ぶ「オールタイム・グレイテスト・ソング500 」では384位にランクイン。グラミー賞にもノミネートされ、全世界でシングルは400万枚、収録アルバムは3000万枚以上を売り上げるメガヒットとなりました。
———————————————-
We don’t need no education
We don’t need no thought control
No dark sarcasm in the classroom
Teacher, leave them kids alone
(「education」は「指導」や「教育」などの意味。
「thought」は「思想」や「考え」などの意味。
「thought control」で「思想統一」や「思想の支配」の意味。
「sarcasm」は「皮肉」や「嫌味」などの意味。
「classroom」は「教室」の意味。
「leave alone」は「放っておいて」や「そっとしておいて」
「そのままにしておいて」などの意味。)
Hey, teacher, leave them kids alone
All in all, it’s just another brick in the wall
All in all, you’re just another brick in the wall
(「All in all」は「要するに」や「結局のところ」などの意味。
「brick」は「レンガ」の意味。)
If you don’t eat yer meat, you can’t have any pudding
How can you have any pudding if you don’t eat yer meat?
You! (if you don’t eat yer meat)
Yes, you behind the bike sheds (you can’t have any pudding)
(How can you have any pudding if you don’t eat yer meat?) Stand still, laddy!
(「meat」は「肉」の意味ですが
古い英語では「meal/食事」の意味でもあるそうです。
自然な歌詞になるように「給食/School meal」として訳しました。
「yer」は「you」「your」「you’re」の略で
怒っている時など強い口調の時に使われます。
この場合は「your」として訳してあります。
「pudding」は「プリン」の意味ですが
イギリスでは「食後のデザート」の意味でもあります。
「bike shed」は「自転車置き場」の意味。
「Stand still」は「じっと立つ」や「静止する」の意味。
「laddy/ラディ」はヨーロッパの一部で使われる方言で
「少年」や「男の子」を意味するそうです。)
———————————————-
「画一化された社会」を「壁」に例えた面白い曲です。1980年には学生運動に使用されたことから南アフリカで禁止にされたとか。いつの時代も教育とは難しく大切なものですね。

以下PR
【amazon music】Another Brick in the Wall part2


コメント