1980年にアメリカの歌手で女優のベット・ミドラーが、自身が主演する映画「The Rose」の主題歌として発表しました。
当初、映画のプロデューサーたちはこの曲は合わないと却下していたそうですが、音楽を担当したポール・A・ロスチャイルドが気に入り、採用されたそうです。結果、グラミー賞の「最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス部門」やゴールデングローブ賞の「主題歌賞」を獲得するなど、高く評価されました。
映画「ローズ」はアメリカの伝説的女性ロック歌手ジャニス・ジョプリンを描いた作品です。音楽を担当し、この曲を採用したポールは彼女のプロデューサーでもありました。
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Some say love, it is a river
That downs the tender reed
Some say love, it is a razor
That leaves your soul to bleed
(「reed/アシ(葦)」は水辺に生える
ススキのような草です。
「razor」は「剃刀(かみそり)」の意味。
「leaves your soul」は直訳すると
「あなたの魂を置いていく」ですが
「あなたの魂に刻まれるような体験」の意味合いです。
「bleed」は「血を流す」の意味ですが
それほどの「痛み」の意味でもあります。)
Some say love, it is a hunger
An endless aching need
I say love, it is a flower
And you, its only seed
(「aching」は体や心の「痛み」の意味。
「aching need」で「胸が疼くほどの必要性」
「胸が締め付けられるほどの欲求」などの意味。)
It’s the heart afraid of breaking
That never learns to dance
It’s the dream afraid of waking
That never takes the chance
(「learns to dance」で「踊りを学ぶ」ですが
歌詞の内容から「人生の楽しさ」と訳しました。
「takes the chance」は直訳で「機会を掴む」の意味ですが
「危険を冒して挑戦する」や
「一か八かでやってみる」などの意味になります。)
It’s the one who won’t be taking
Who cannot seem to give
And the soul, afraid of dying
That never learns to live
(「seem to ~」は「~みたい」「~のようだ」の意味。
「learns to live」は「生きることを学ぶ」ですが
「(苦難を)乗り越える術を学ぶ」の意味でもあります。)
When the night has been too lonely
And the road has been too long
And you think that love is only
For the lucky and the strong
(「you think that」で「あなたは~だと思う」の意味。)
Just remember in the winter
Far beneath the bitter snows
Lies the seed that with the sun’s love
In the spring becomes the rose
(「bitter」は「辛い」や「耐えがたい」などの意味。
自然な日本語になるよう「厳しい」と訳しました。
「Lies」は「横たわる」の意味で歌詞の内容から
自然な日本語になるよう「眠っている」と訳しました。)
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日本でも多くの歌手がカバーし、日本語歌詞も存在するほど多くの人から愛されている名曲です。
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