1982年にアメリカのロックバンド・ジャーニーが発表した曲です。前年まで別のバンド・ベイビーズに在籍していたキーボード担当のジョナサン・ケインが、ベイビーズ時代に書き上げたものの、メンバーの反対にあい発表できずにいた曲だったそうです。
ジャーニーとしても大ヒットしましたが、後にマライア・キャリーがカバーした事で再び大ヒット。アメリカの音楽史に残る記録的なヒット曲となりました。
ジャーニーでもバンドメンバーはバラードを発表する事に難色を示していたそうですが、ボーカルのスティーヴ・ペリーは「歌えることが誇らしかった」と語ったそうです。
ただ、歌いこなすことが非常に難しく、レコーディング中はギタリストのニール・ショーンに馬鹿にされたとか。それでも、そこはさすが世界屈指のボーカリスト・ペリー。ツアーで初めて観客の前で披露する際は見事に歌い上げ、大喝采を浴びました。楽屋に戻るとショーンは何事も無かったかのように「あの曲はほんと最高だよな!」と言い、ペリーを激怒させたそうです。「〇したかった」とも語ったそうです。笑
——————————————
Lying beside you here in the dark
Feeling your heartbeat with mine
Softly you whisper, you’re so sincere
How could our love be so blind?
(「sincere」は「正直」や「誠実」の意味で
同じ意味を持つ単語に「honest」があります。
「honest」は嘘偽りない事実の意味合いで、
「sincere」は真摯な真心を持つ意味合いがあります。)
We sailed on together and drifted apart
And here you are, by my side
(「sailed」は「出航した」の意味。
「drifted」は「漂流した」の意味ですが
「drifted apart」で「自然と会わなくなる」
「自然と疎遠になる」などの意味になります。)
So now I come to you with open arms
Nothing to hide, believe what I say
So here I am with open arms
Hoping you’ll see what your love means to me
Open arms
(「I come to you/私はあなたの元へ向かう」
ですが「あなたを迎えに行く」の意味もあります。
「Nothing to hide/隠すものは何もない」は
「やましい事は何もない」「後ろめたい事は何もない」
などの訳され方もあります。
「see」は「見る」の他にも「気付く」や
「確かめる」「分かる」などの意味もあります。)
Living without you, living alone
This empty house seems so cold
Wanting to hold you, wanting you near
Hou much I wanted you home
(「seems」は「~に見える」や「~らしい」などの意味。
「Wanting to ~」は「~したい」の意味。)
But now that you’ve come back, turned night into day
I need you to stay
(「I need you to ~」は「あなたに~して欲しい」の意味。)
——————————————
個人的にはプロポーズの曲かなと思っています。日本では映画「海猿」の主題歌として使用され、当時を知らないリスナーからも認知されました。世代を越えて愛される、そして愛されるべき曲です。
以下PR
コメント