1986年にアメリカのバンド、ボンジョヴィが発表した曲です。
発売当時もアメリカで1位を記録しましたが、2007年にはオーディション番組でカバーされたことを切っ掛けに再度チャートインしました。全てのベストアルバムに収録されている、バンドの代表曲の1つです。
元々はアメリカの音楽プロデューサー、デズモンド・チャイルドによって作られた「If You Were a Woman (And I Was a Man)」という曲で、ウェールズの歌手ボニー・タイラーに提供されました。ボニーのプロデューサーの意向で歌詞が変更されたそうですが、望むようなヒットに結びつかなかったそうです。
デズモンド自身がアメリカの歌手リッチー・サンボラと、ボーカルのジョン・ボン・ジョヴィと共に再度曲を書き直し、発表に至ったそうです。
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Shot through the heart and you’re to blame
Darling, you give love a bad name
(「Shot through the heart/心臓を撃ち抜かれた」は
転じて「深く傷つけられた」の意味でもあります。
「bad name/悪い名前」は「~を汚す」や
「評判を悪くする」などの意味でもあります。)
An angel’s smile is what you sell
You promised me heaven, then put me through hell
Chains of love got a hold on me
When passion’s a prison, you can’t break free
(「put me through hell」は直訳すると
「私を地獄に通した」ですが
「地獄を見せた」や「苦労させた」などの意味です。
「break free」は「逃げる」や「自由になる」などの意味。
「you can’t break free/お前は逃げられない」は
歌詞の内容から相手から言われていると解釈し
最後に「と」と付け足しました。)
Woah, you’re a loaded gun, yeah
Oh, there’s nowhere to run
No one can save me, the damage is done
(「Woah/ウォゥ」は「おっと」や「うわー」など
驚きや興奮を意味する感嘆詞。
「the damage is done」は直訳すると
「既に損害が生じている」で
「手遅れだ」や「もうどうしようもない」などの意味。)
Shot through the heart and you’re to blame
You give love a bad name
I play my part and you play your game
You give love a bad name
Yeah, you give love a bad name
(「part」は「部分」の意味の他に
「役割」の意味でもあります。)
Paint your smile on your lips
Blood red nails on your fingertips
A school boy’s dream, you act so shy
Your very first kiss was your first kiss goodbye
(「fingertips」は「指先」や「すぐ手の届くとろこ」
「手元」などの意味。
「A school boy/男子生徒」は主に小中学生を指しますが
高校生を含めることもあります。
「dream/夢」には「理想」の意味もあります。
「very first」は「本当に最初」の意味。
歌詞の内容から勝手に解釈すると、
「主人公」にとっては人生において「本当に最初」のキス。
「相手」にとっては「first」と、単に「主人公との最初」のキス。
「~ was your first kiss goodbye/あなたの最初のキスに別れを告げた」
つまり一度のキスで振られた、
主人公の純愛に応えてもらえることなく振られた
ことを意味しているのだと思います。)
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邦題は「禁じられた愛」です。どんな大人の恋愛なのだろうと訳してみると、意外と少年の純愛なんだなと感じました。だからこそ、裏切られた時の感情の昂りも凄まじかったんだろうな、と納得しました。

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