2021年からTiktokで活動しているボーイズグループ「ノー・ガイダンス」が2023年に発表した楽曲です。丁度80年代や90年代の懐かしい曲調が流行していた時期に、「90年代の雰囲気を彷彿とさせる」と話題になりました。
曲だけを聴いていて「なるほどな、いいメロディーだな」と思っていたんですが、歌詞をよく聞くと「え?」となりまして訳しました。メロディーは、本当に良いです。笑
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Is it a crime
That I might want’em all?
I don’t know
Just tell me, baby
(「Just」は「丁度」や「たった今」など
訳さなくても通じることが多いですが
この場合は「ただ」の意味で「とにかく」としました。
「くどくど御託を並べずに答えだけくれ」
というニュアンスです。
「baby」も日本語に適した言葉が
あまりないので訳さないことが多いですが
この場合は「ねぇ」など呼びかけている
ニュアンスだと捉えて「~よ」としました。)
Tell me, is it a crime to want them all?
How could I decide on either or?
Too many beautiful girls in this world
And up under these club light they look even more fine, won’t lie
So is it a crime?
(「either or」は「二者択一の」や「白黒はっきりした」
という意味です。「decide on」で「~を決める」
なので「白黒決められるんだよ」としました。
「fine」は「健康」や「晴天」の他にも
「素晴らしい」や「良い」という意味もあるので
「even more / さらにもっと」と合わせて
「さらに良く」としました。
「won’t lie」は「嘘じゃなくて」の他に
「真面目な話」という意味にもなります。
この場合は「大真面目に熱弁している」
というニュアンスで後者を選んでいます。)
I just met the prettiest girl I’ve ever met
Then damn near fell in love with the shawty on the left
And seein’ another beauty remind me of my ex
They all look better than the best
(「damn」は「くそっ」とか罵る時に使う
汚い言葉ですが「damn near」で「くっそ近い」
つまり「もうすぐでそうなりそうだった」
という意味になります。
「shawty」はアメリカ人がよく使う
「shorty / 小さい人」を言い換えた言葉で
アフリカ系アメリカ人の方々がよく使います。
どちらも「可愛い子ちゃん」のニュアンスです。
「ex」は「元」の意味で「my ex」になると
「元カレ」や「元カノ」を意味します。)
Just might take me home one or two or maybe four
‘Cause we all know mo is more
And my hands are tied
So can someday
(「more is more」はドイツの建築家の方が提唱した
「less is more / 少ない方が豊か」という言葉から
「時として減らせばいいという訳ではない」
という意味で使われています。
「less is more」は近年のSDGs活動などから
再注目されている言葉です。
「hands are tied」は「両手が縛られている」
つまり「何もできない」という意味になります。
このままサビの「Tell me」に繋がります。)
It doesn’t mean I wouldn’t be content
If any one of you was in my bed
I like to call myself a gentleman
So the door is open
(「content」は「中身」ですが「be content」で
「満たされる」となります。
「like to」は「~したい」の意味です。
「door is open」は「ドアは開いている」ですが
「いつでもおいで」の意味でも使われます。
「一人一人に対してちゃんと満足している僕は
とても紳士的だよ、いつでもおいで」
という感じです。…う~ん、紳士ですね。笑)
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UKの音楽シーンを担うグループだと注目されているので、今後の楽曲にも期待です。
雰囲気作りのために恋人や大切な方の前で流さないようご注意ください。笑