アメリカの歌手ビヨンセが2009年に発売した曲です。グラミー賞では最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を獲得しました。
今曲はライアン・テダーとエヴァン・ボガートというヒットメーカー二人により作られました。作詞に携わったビヨンセは、タイトルの「Halo」を夫であるジェイZから提案され採用したそうです。
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Remember those walls built
Well, baby they’re tumbling down
And they didn’t even put up a fight
They didn’t even make a sound
(「tumbling down」は建物が「崩れ落ちる」や
「消滅する」の意味です。
「put up a fight」は「戦う」や
「抵抗する」の意味です。)
I found a way to let you in
But I never really had a doubt
Standing in the light of your halo
I got my angel now
(「doubt」は「疑い」の意味です。
タイトルでもある「halo」は「後光」の意で
「光輪」や「高貴な雰囲気」の意味もあります。
「I got~」は「~を手に入れた」や
「~をもらった」の意味ですが
「天使を手に入れた」では不自然なので
「天使と出会った」と訳しました。)
It’s like I’ve been awakened
Every rule I had you breakin’
It’s the risk that I’m takin’
I ain’t never gonna shut you out
(「awakened」は「awaken」の過去形で
「目覚めさせた」や「呼び起した」意味です。
「wake」は「眠りからの目覚め」で
「awaken」は「意識や感覚の目覚め」です。
「rule」は「規則」の意味ですが
「支配」や「統治」の意味もあります。
「ain’t」はこの場合「am not」の略で
「~ではない」よりカジュアルな
「~じゃないよ」「~じゃねーよ」の意味になります。
「shut you out」は「避ける」や「除外する」など
空間から締め出す意味や「無視する」の意味があります。)
Everywhere I’m looking now
I’m surrounded by your embrace
Baby I can see your halo
You know you’re my saving grace
(「embrace」は「抱擁」や「抱き締める」の意味。
「saving grace」は「救いの恵み」の意味ですが、
日常会話では「取柄」や「美点」などの
意味でも使われます。)
You’re everything I need and more
It’s written all over your face
Baby I can feel your halo
Pray it won’t fade away
(「fade away」は「消え去る」の他にも
「衰える」や「色褪せる」を意味します。)
I can feel your halo halo halo
Hit me like a ray of sun
Burning through my darkest night
You’re the only one that I want
Think I’m addicted to your light
(「Burning through」は「燃やし尽くす」の意。
「addicted to~」は「~に夢中」や
「~の中毒」という意味です。)
I swore I’d never fall again
But this don’t even feel like falling
Gravity can’t forget
To pull me back to the ground again
(「swore」は「誓う」や「断言する」を
意味する「swear」の過去形です。)
Feels like I’ve been awakened
Every rule I had your breakin’
The risk that I’m takin’
I’m never gonna shut you out
(「Feels like~」は「~の気がする」や
「~の感じがする」を意味しますが、
同じ意味の「feel like」は主観で
「feels like」は客観で使い分けられます。
なので「awakened」を主観の
「目覚めさせられた」や「目覚めた」と訳さず、
その空間に「呼び声が響いた」状況を指すように
「呼び起こされた」と訳しました。)
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当初はレオナ・ルイスの為に作られたという話があります。どちらが歌っても素晴らしい作品になったでしょうが、個人的にはビヨンセだからこそ書けた詞と歌唱力により今曲は間違いなく名曲になったと思います。
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