1997年にアメリカの歌手マライア・キャリーが発表した曲です。
米ビルボードHOT100では初登場から1位を獲得し、ヨーロッパでもトップ10入りを果たしました。プロデュースしたのはディディ/パフ・ダディことショーン・コムズです。
アメリカのヒップホップ・デュオ、ワールド・フェイマス・シュプリーム・チームの「Hey DJ」と、アメリカのヒップホップ・グループ、トレチャラス・スリーの「The Body Rock」をサンプリングし、ヒップホップとR&Bを見事に融合させ評論家から絶賛されました。
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Oh, oh, honey got me hooked on you
I like that
Come on
(「got me」で「~にやられた」などの意味。
「hooked」は「夢中になっている」や
「ハマっている」などの意味。
「I like that/私はそれが好き」は「良いよね」など
賛同する意味にもなります。)
Oh, honey you can have me when you want me
You simply ask me to be there
And you’re the only one who makes me come running
‘Cause what you got is far beyond compare, ooh
(「simply」は「ただ」などの意味ですが
同じ意味の「just」が「~だけ」の意味合いなのに対し
「simply」は「単純に」の意味合いになります。
「the only one」は「たった一人の人」の意味。
「come running」は「駆けつける」の意味。
「far beyond」は「はるかに超えて」の意味。
「compare」は「比較する」などの意味。
「far beyond compare」で「素晴らしい」ことを指す
意味合いで「比較にならない程」の意味になります。)
And it’s just like honey
When your love come over me
Oh, baby, I’ve got a dependency
Always strung out for another taste of your honey
(「come over me」は「込み上げてくる」や
感情に「襲われる」などの意味。
「dependency」は「依存」や「従属」の意味。
「strung」は「張った」の意味で
「strung out」で「緊張」の意味となり、
「薬物中毒」や「ラリっている」のスラングでもあります。
誰かに夢中になっている状態を意味するスラングでもありますが
この歌詞では前に「dependency/依存」が出ているので
「中毒」の意味で訳しました。)
It’s like honey when it washes over me
You know sugar never ever was so sweet
And I’m dying for ya, crying for ya, I adore ya
One hit of your love affected me
Now I’m strung out on you, darling
Don’t you see
Every night and day I can hardly wait
For another taste of honey
(「washes over me」は「包み込まれる」などの意味。
「ya」は「you」などを意味するスラング。
「adore」は「愛する」などの意味ですが
「love」より「崇拝」や「大好き」の意味合いがあります。
「Don’t you see」は直訳すると「見えないのですか?」ですが
転じて「明白じゃないですか」や「気付いていない」
「分かっていない」などの意味になります。
「hardly」は「ほとんど~ない」や「しそうにない」などの意味。
「hardly wait」で「待ちきれない」や「もう待てない」の意味。
「For another」は「また別の」や「さらに」などの意味。)
Honey, I can’t describe
How good it feels inside
(「describe」は「言葉で述べる」や「説明する」などの意味。
「How good」は「どれほど素晴らしいか」などの意味。)
Oh, I can’t be elusive with you honey
‘Cause it’s blatant that I’m feeling you
And it’s too hard for me to leave abruptly
‘Cause you’re the only thing I wanna do
(「elusive」は「見つけにくい」や「捕まえにくい」などの意味。
「I can’t be elusive」で「上手く逃げられない」の意味。
「blatant」は「あからさま」や「見え透いた」などの意味。
「I’m feeling/私は感じている」は
アフリカ系アメリカ人のスラングで「好き」を意味します。
「abruptly」は「突然」や「不意に」などの意味。)
<ラップ・パート>
Harlem world we won’t stop for Mariah, you’re on fire
Harlem world we won’t stop, so Mariah, take us higher
(「Harlem world/ハーレム・ワールド」は
このラップパートを担当しているヒップホップグループのこと。
「you’re on fire」は「絶好調」などを意味するスラング。
「take us higher」は「上を目指す」などの意味。)
<マライア・パート>
Every little thing you do
<ラップ・パート>
Now, what we gonna do right here
Is we gonna smooth it out
MC, and she won’t stop
(「gonna」は「going to/するつもり」の略。
「smooth it out」は「問題を解決する」などの意味。)
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映画「007」のようなMVも話題を集めました。これまで以上に色気たっぷりのマライアもそうですが、別居の渦中だったこともその要因でした。窮屈な豪邸から逃げ出し自由を喜ぶマライアを、当時の旦那からの離別を望んでいるとみる人も多かったそうです。
ちなみにこのMVの製作費は200万ドル以上かかったそうです。凄い。

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