1983年にイギリスのバンド、カルチャー・クラブが発表した曲です。
イギリスを始めアメリカなど世界20の国で1位を獲得し、バンドにとって最大のヒット曲となりました。邦題は「カーマは気まぐれ」です。
曲制作に携わったボーカルのボーイ・ジョージは、「誰もが恐れから逃れるために媚びることで『Karma/カルマ・業』から逃げられなくなっていることを歌った」と語ったそうです。
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Desert loving in your eyes all the way
If I listen to your lies, would you say
(「all the way」は「ずっと」や「最後まで」などの意味。
「would you say」は「~と思いますか?」などの意味。)
I’m a man without conviction
I’m a man who doesn’t know
How to sell a contradiction
You come and go, you come and go
(「conviction」は「強い信念」や「確信」などの意味。
「contradiction」は「矛盾」などの意味。
「come and go」は「行ったり来たり」や「出入り」
「移り変わり」などの意味。)
Karma, karma, karma, karma, karma chameleon
You come and go, you come and go
Loving would be easy if your colours were like my dream
Red, gold, and green, red, gold and green
(「Karma」は「カルマ・業」の意味ですが、
歌詞の中では人の名前「カーマ」として使われています。
「colours」は「色・色彩」を意味するイギリス英語。
スラングで「人柄」や「個性」の意味にもなります。
「dream」は「夢」の他に「理想」の意味もあります。)
Didn’t hear your wicked words every day
And you used to be so sweet, I heard you say
(「wicked」は「意地悪な」や「邪悪な」などの意味。
「used to be」は「以前は~だった」の意味。)
That my love was an addiction
When we cling, our love is strong
When you go, you’re gone forever
You string along, you string along
(「addiction」は「中毒」や「依存」などの意味。
「cling」は「執着する」や「しがみつく」などの意味。
「string along」は直訳すると「紐を沿って張る」ですが
人を「騙して期待させる」や「弄ぶ」などの意味になります。)
Every day is like survival
You’re my lover, not my rival
(「survival」は「生き残る」や「何とかやっていく」などの意味。
「Every day is like survival」で「毎日が必死」や
「生き残るために必死」の意味になります。)
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正すべきことを放置していると自分に返って来る、という「因果応報」、正に「業」を恋愛に置き換えて歌っています。ポップな曲調とボーイの滑らかな歌声も相まった名曲だと思います。

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