1999年にカナダの歌手セリーヌ・ディオンが発売した曲です。全世界でなんと2200万枚も売れた大ヒットベストアルバム「All the Way… A Decade of Song」からのリード曲です。アルバムはセリーヌ史上一番売れたアルバムであることは勿論、世界的に見ても「音楽史上最も売れたベストアルバムの1つ」となりました。
今曲はバックストリート・ボーイズやブリトニー・スピアーズなど、ポップなダンス曲のプロデュースを務めたマックス・マーティンとクリスチャン・ランディンが手掛けたことから、「セリーヌが(当時人気絶頂だった)ブリトニーになろうとしている」と揶揄されることもありました。
しかし実際リリースされてみると、セリーヌ最大の武器である歌唱力や表現力が見事に発揮されたうえ、大人向け過ぎるバラードでもないことから若者にもウケ、高評価を受けました。
デビューから20年近く経った当時に、さすがの貫禄と実力を見せつけた一曲です。
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I can read your mind and I know your story
I see what you’re going through
It’s an uphill climb, and I’m feeling sorry
But I know it will come to you
(「going through」は「経験している」の意味。
「uphill climb」はそのまま「上り坂を登る」、
つまり「困難な状況」や「苦難」を意味します。
「I’m feeling sorry」は「可哀相に思っている」
「同情している」の意味になります。
「I know it/thah~」は「~を確信する」の意味です。)
Don’t surrender ‘cause you can win
In this thing called love
(「surrender」は「諦める」の意味ですが
同じ意味の「give up」は「自発的」に
「努力すること」を「諦める」感じで、
「surrender」は「外部の圧力」に
「戦うこと」を「諦めさせられる」感じです。
自分との戦いか他者との戦いの違いです。)
When you want it the most there’ no easy way out
When you’re ready to go and your heart’s left in doubt
Don’t give up on your faith
Love comes to those who believe it
And that’s the way it is
(「way out」は「逃げ道」や「解決法」の意味。
「ready to go」は「出発する準備ができた」
や「すぐに使える」を意味します。
タイトルでもある「that’s the way it is」は
「それはそういうものだ」、「仕方がない」、
「現実とはそういうもの」などを意味します。)
When you question me for a simple answer
I don’t know what to say, no
But it’s plain to see, if you stick together
You’re gonna find a way, yeah
(「no」には「いいえ」の他にも
「少しもない」の意味もあるので
「全く分からない」と訳しました。
「plain to see」は「見るも明らか」や
「一目瞭然」を意味します。
「stick together」は「くっついて」や
「仲が良い」の他に「協力して」や
「力を合わせて」の意味もあります。
「gonna」は「going to」の口頭表現で
「~するつもり」など、未来の予定を意味し
同じ意味をもつ「will」は「今決めた予定」に対し
「gonna」は「確証ある未来」を意味するので
「必ず」をつけ足しました。)
When life is empty with no tomorrow
And loneliness starts to call
Baby, don’t worry, forget your sorrow
‘Cause love’s gonna conquer it all, all
(「conquer it all」は「すべてを征服する」
や「すべてに打ち勝つ」の意味です。)
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日本でもイベントのイメージソングに採用されたり、カバーされたりしているのでCDを持っていなくても耳にしたことがある方が多いかもしれません。爽やかに寄り添って、力強く背を押してくれる名曲です。
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