1961年にアメリカの歌手ベン・E・キングが発表した曲です。
発売当時はアメリカとイギリスでチャート入りするヒットとなりましたが、1986年の再販で世界的な大ヒットとなりました。言わずもがな、1986年の再販はアメリカ映画「Stand By Me」の挿入歌としてです。映画の宣伝用にMVが作られ、アメリカで4位、イギリスでは1位を獲得。日本のチャートにも入りました。翌年の1987年にはデニムジーンズで有名な「リーバイス」がヨーロッパ圏のCMでこの曲を使用し、これまでに400以上のカバーが発表されるなど、発売から50年経った2012年にも高額の印税が入るほど世界中で愛されている曲です。
曲を作ったベンは、チャールズ・アルバート・ティンドリーの「Load, Stand By Me」という曲から着想を得たそうです。この曲はブルースやゴスペルのような曲調の「黒人霊歌」と言われるジャンルで、奴隷状態に置かれていた南部のアフリカ系アメリカ人によって誕生した宗教的な民謡だそうです。
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When the night has come
And the land is dark
And the moon is the only light we’ll see
No, I won’t be afraid
Oh, I won’t be afraid
Just as long as you stand
Stand by me
(「as long as you」は「あなたが~する限り」や
「あなたが~さえすれば」の意味。
「Stand by me」は「僕の側に居て」の意味で、
困った時に「支えて」や「助けて」
「味方でいて」などの意味合いがあります。)
So darlin’, darlin’, stand by me
Oh, stand by me
Oh, stand
Stand by me, stand by me
If the sky that we look upon
Should tumble and fall
Or the mountain should crumble to the sea
I won’t cry, I won’t cry
No, I won’t shed a tear
Just as long as you stand
Stand by me
(「tumble and fall」は「つまずいて転ぶ」の意味ですが
転じて「崩れ落ちる」様子も意味します。
「crumble」は「粉々に砕ける」や「崩壊する」などの意味。
「shed」は涙を「流す」光をや「放つ」などを意味する動詞。
名詞だと「小屋」などの意味になります。)
Whenever you’re in trouble won’t you stand by me
Oh, stand by me
Won’t you stand by me
(「Whenever ~」は「~する時はいつでも」などの意味。
「won’t you ~」で「~しないかな」の意味。
「君」が困った時は「僕」を味方として側において欲しい、
「君」と同じように「僕」も支えたい、
という意味だと解釈しています。)
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歌詞も曲調も非常に簡潔だからこそ、誰もが胸を打たれる一曲です。

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