アメリカのバンド「Maroon 5」のボーカリスト、アダム・レヴィ―ンが2014年に映画「はじまりのうた」の挿入歌として発表した曲です。
映画にはレヴィ―ンさん自身も出演されているそうです。
今回は知人に頼まれたので訳してみました。映画未視聴なので、映画を鑑賞済の方からすれば解釈の違いがあるかもしれません。ご了承ください。
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Please, don’t see
Just a boy caugh up in dreams and fantasies
Please, see me
Reaching out for someone I can’t see
(「Please, don’t see」は直訳すると
「お願いだから、見ないで」ですが、
自然な流れになるように「そんな風に」としました。
同じように「I can’t see」は「見えない」ですが
「see」には「会う」の意味もあるので
「会えずにいる」と訳しました。)
Take my hand
Let’s see where we wake up tomorrow
Best laid plans
Sometimes are just a one night stand
I’ll be damned
Cupid’s demanding back his arrow
So let’s get drunk on our tears and
(パート冒頭の歌詞から、二人が一緒に過ごせば
必ず結ばれて同じ場所で目覚めるだろう、
というニュアンスが受け取れます。
「one night stand」は「一夜限りの公演」や
「一晩限りの性的関係」の意味です。
「I’ll be damed」は直訳すると
「自分は呪われて地獄に落ちる」ですが、
怒りからの「呆れた」や「驚いた」という意味です。)
God, tell us the reason
Youth is wasted on the young
It’s hunting season and the lambs are on the run
Searching for meaning
But are we all lost stars
Trying to light up the dark?
(「It’s hunting season/その狩りの季節」は
「青春時代」を指していると思われます。
青春時代に好意を受け取らず追われる人たちは
相手と付き合う意味や、自分の人生の意味を探し
逃げているんだと歌っている気がします。
そして我々は自分の心の傷、つまり「闇」を
照らそうと誰かを探し迷う、輝かしくも
いつかは燃え尽きる「星」なのかな、
と歌っていると個人的に解釈しています。)
Who are we?
Just a speck of dust within the galaxy
Woe is me
(「within」は「内部」や「中」の意味ですが
自然な詞になるように「漂う」と訳しました。
「Woe is me」は直訳すると「悲惨とは私です」
ですが「悲しいかな」や「自分が哀れだ」
の意味になります。)
If we’re not careful turns into reality
Don’t you dare let our best memories bring you sorrow
Yesterday I saw a lion kiss a deer
Turn the page
Maybe we’ll find a brand new ending
Where we’re dancing in our tears and
(「bring you sorrow」は「悲しみをもたらす」
の意味ですが、自然に繋がるように
「自分を悲しませるようなこと」としました。
「a lion kiss a deer/ライオンが鹿にキスをする」は
そのまま強者が弱者を食い物にせず愛した、
ということだと思います。
凄く優しくて素敵な詞だと思いました。
「dancing」は「踊っている」ですが
よく子どもが喜んで飛び跳ねる時も「dancing」
が使われるので、そちらを使いました。
悲しみの涙を乗り越えられる結末があるかも、
というニュアンスだと解釈しています。)
And I though I saw you out there crying
And I though I heard you call my name
And I thought I heard you out there crying
Just the same
(「Just the same」は、今までと何も
変わらない状況をあえて指すことから
「それでもやはり」という訳もあります。
今歌詞では「全く同じ」の意味から
「どれも同じ」と訳しました。)
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二人の関係に悲観さを感じながらも、暗闇で確かに存在する「星」に自分たちを例えている点に、少しの希望を持っているのかなと感じました。
さすがマルーン5、さすがアダム・レヴィ―ンと言える素敵な曲です。
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