アメリカを代表する歌手、クイーン・オブ・ポップことマドンナが、2005年に発売した曲です。キャリア26年目にして、自身最大である500万枚以上の売り上げを叩き出した伝説の曲です。41ヵ国のチャートで1位を獲得し、ギネス記録に登録されました。
イントロにはABBAの「Gimme! Gimme! Gimme!」がサンプリング/一部使用されています。これは、「Hung Up」が収録されたアルバムを「究極のポップ・ダンス・レコードにしたい」というマドンナの思いから、マドンナ自らがお願いして許可されました。
当時、ABBAで作曲を担当するベニーとビョルンはすぐに許可しなかったそうです。でもそれをマドンナは「すぐには断らないでくれた」と、感謝していました。実際には、マドンナが直接持って来てくれた手紙を、ベニーは額に入れて飾るほど、喜んでいたそうです。笑
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Time goes by so slowly
Every little thing that you say or do
I’m hung up
I’m hung up on you
Waiting for your call, baby, night and day
I’m fed up
I’m tired of waiting on you
(「Every little thing」は「あらゆること」や
「どんな些細なことでも」などの意味。
「I’m hung up」は「気にする」や「こだわる」
などの意味で「夢中になる」とも訳されます。
「I’m fed up」は「もう、うんざり」や
「我慢の限界」を意味します。)
Time goes by so slowly for those who wait
No time to hesitate
Those who run seem to have all the fun
I’m caught up, I don’t know what to do
(「hesitate」は「ためらう」の意味。
「those who run」はそのまま
「走る人たち」の意味で訳しましたが、
「実行する人たち」や「推進する人たち」など
文脈によって変わります。)
Ring, ring, ring goes the telephone
The lights are on but there’s no one home
Tick, tick tock it’s a quarter to two
And I’m done, I’m hanging up on you
(「quarter to two」は「quarter」は「15分」、
「to」は「~の前」の意味なので
「2時の15分前」となります。
1時45分のことです。
「I’m done」は「完了」や「できた」の他にも
途中で飽きて「やめた」や「疲れた」の
意味にもなるスラングです。)
I can’t keep on waiting for you
I know that you’re still hesitating
Don’t cry for me, ‘cause I’ll find my way
You’ll wake up one day
But it’ll be too late
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2003年に出した前作のアルバムが不評だったマドンナですが、今作で見事に覆しました。ABBAとマドンナという、スーパースターのコラボレーションは、両者共が時代を越えて愛される実力者であることをも証明しました。
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