日本でも大人気のアメリカのロックバンド「ボンジョヴィ」が、2005年にリリースした曲です。彼らの代表曲「It’s my life」に匹敵すると好評を博しました。
どうしてもロッカーは年齢と共に説教臭くなると批判されがちですが、当時42歳くらいのジョン・ボン・ジョヴィは良い意味で若い感性そのまま且つ、より一層鋭く強くなった曲と詞を書き上げました。
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Why you wanna tell me how to live my life?
And who are you to tell me if it’s black or white?
Mama, can you hear me? Try to understand
Is innocence the difference between a boy and a man?
My daddy lived a lie, it’s just the price that he paid
Sacrificed his life, just slavin’ away
(「black or white」はそのまま「黒か白」で
人種を意味することもありますが
「闇と光」や「善悪」を意味することもあります。)
Ooh, if there’s one thing I hang onto
That gets me through the night
I ain’t gonna do what I don’t want to
I’m gonna live my life
(このパートで、冒頭のラストに出て来る「父親」は
自分のやりたい事に素直になれず偽ったから
その代償として自分に嘘を吐きながらも
家族の為に働き続けることになったのかな、と
解釈しています。)
Shining like a diamond, rolling with the dice
Standing on the ledge, I show the wind how to fly
When the world gets in my face
I say, have a nice day
Have a nice day
(「rolling with the dice」は直訳すると
「サイコロを振る」ですが、転じて
「一か八かの賭け」や「運任せ」の意味になります。
「gets in my face」は直訳すると「自分の顔に当たる」
ですが、「攻撃的に話される」や
「高圧的な振る舞いをされる」の意味です。)
Take a look around you, nothing’s what it seems
We’re living in the broken home of hopes and dreams
Let me be the first to shake a helping hand
Anybody brave enough to take a stand
I knocked on every door down every dead end street
Looking for forgiveness and what’s left to believe?
(「take a stand」は「立場を公言する」や
「声を上げる」、「態度を明確にする」の意味です。
「forgiveness」は「赦し/許し」の意味ですが、
「許し」には文字通り「許可」の意味もあります。
誰もが平和な我が家で問題なく過ごしているように見えても
その内情は夢も希望もないボロボロの家庭。
やりたい事があると散々扉を叩いて来たけど
救いの手も許可も貰えないなら
他人や第三者を信じるより自分を信じる…
という歌詞だと解釈しています。)
When the world keeps trying to drag me down
Gotta raise my hands, gonna stand my ground
I say, hey, have a nice day
Have a nice day, have a nice day
(「Have a nice day」は「良い一日を」ですが
自分の殻に閉じこもり偽りの日々を送る人たちへ
「せいぜいその日を楽しめよ」と嫌味を
言っているんだと思います。
ちなみに「~day」なので「またね」のニュアンスもあり
普段使っても嫌味にはなりませんが
「Have a nice life / 良い人生を」と言うと
「もう二度と会いたくない」と受け取られる事もあります。
ご注意ください。)
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当時、アメリカでは大統領選後だったこともあり、この歌詞は選挙結果への皮肉や異なる信念を持つ人たちと平和的に会話を終了させる為のメッセージと評論されていました。ジャケットのニコちゃんマークも話題となり、多くの人に愛された一曲です。
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