【和訳】♪Ex-Factor / Lauryn Hill

Lauryn Hill

1998年にアメリカの歌手ローリン・ヒルが発表した曲です。

現在時点で彼女の唯一のソロアルバムである「The Miseducation」からシングルカットされました。評論家から絶賛され、多くの歌手にカバーされています。

 

この曲はアメリカのヒップホップグループ、ウータン・クランの「Can It Be All So Simple」をサンプリングしています。

 

日本では乾電池のCMに使われ知名度を上げました。

タイトルの「Ex-Factor」は、「決め手」や「説明が難しい重要な要素」を意味する「X-Factor」と、「元(彼)」を意味する「Ex」を合わせた造語だと思われます。

 

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It() could(てはこ) all() be() so() simple(も単純)

But(でも) you’d(あなたは) rather(それをよ) make(り難し) it() hard(する)

Loving(あなたを) you(愛す) is() like(って) a() battle(いみたい)

And(そして) we(私た) both(ちは互) end(いに) up() with(を負) scars(うのよ)

 

(「rather」は「むしろ」や「かなり」などの意味。

 

Tell(私は) me(どん) who(な人に) I() have(れば良) to() be()

To() get(いを) some(思いや) reciprocity(るために)

See(ほら), no() one(以上) loves(にあな) you(たを) more(愛する) than(人は居) me(ない)

And(そして) no() one(後も) ever(居ない) will(わよ)

 

(「who I have to be」は

「I have to be/私は~にならなければいけない」

に「who/どんな人」が付くので

「私はどんな人にならなければいけないのか」

の意味になります。

reciprocity」は「相互関係」や「互恵性」と訳され

互いに与えられたら恩返しをする、という

共通認識のことを意味します。

ネイティブな方と話している時、

この曲で「reciprocity」という言葉を知った

と言う方も居られました。)

 

Is() this(れは) just(只の) a() silly(鹿な) game(遊びかな)

That(それが) forces(あなたに) you(こん) to() act(行動) this(をさせ) way(るの)?

Forces(あなたに) you(私の) to() scream(を叫ばせ) my() name(りして)

Then(それから) pretend(もうここに) that(は居ら) you(れな) can’t(い振り) stay(をする)

 

(「silly」は「馬鹿な」や「ふざけた」などの意味。

forces you」は「無理やり~させる」などの意味。

 

No(私た) matter(ちがどれ) how(だけ成) I() think(したと) we() grow(っても)

You(あなた) always(はいつも) seem(私に思) to() let(知ら) me(せて) know(くれる)

It() ain’t(手くい) working(くわけない), it() ain’t(手くい) working(かないって)

And(そして) when(私が立ち) I() try(ろう) to() walk(する時) away(には)

You’d(あなたは) hurt(私を) yourself(引き止める) to() make(に自分) me(を傷) stay(つける)

This(こんな) is() crazy(おかしい), this(こんな) is() crazyって変よ)

 

(「No matter」は「例え~でも」などの意味。

「It ain’t working」は「上手く機能しない」、

つまり「上手くいかない」の意味です。)

 

I() keep(度もあ) letting(なたを受) you(け入れ) back(てしま) in()

How(自分に) can(どう) I() explain(明すれば) myself(いいのよ)? (I() don’t(にも) understand(訳が分からな) why(ない))

As() painful(んなにも) as() this() thing(問題) has() been(のに)

I() just(の誰) can’t(ともや) be() with(てい no) oneない) elseなんて)

 

(「As painful as this thing has been」

は「これがどれだけ辛い経験か」の意味で

既に終わった、または現在進行形の

状況を意味します。)

 

See(ほら) I() know(たちが) what(何をす) we’ve(るべきか) got(分か) to() do(てる)

You(あなた) let(が手) go(放す), and(そし) I’ll() let(私も) go() too(放す)

Cause(だってあ) no() one’s(た以上) hurt(に私) me(を傷) more(つける) than(人は居) you(ない)

And(そして) no() one(後も) ever(居な) will(いわ)

 

(「See」は「見る」の他にも

「ほら」や「やっぱり」などの意味があります。)

 

Care(大切) for(にし) me(), care(大切) for(にし) me(てよ)

I() know(切にし) you(てく) care(れるわ) for() me()

There(私の側) for() me(居て), there(私の為) for(に居) me(てよ)

Said(側で) you’d(支えるっ) be() there(言った) for(じゃ) me(ない)

Cry(泣いて) for(見せ) me(), cry(私の) for() me()

You(私の) said(為な) you’d(ら死ねる) die(って) for(言っ) me(よね)

Give(私にち) to(ょう) me(だい), give(欲しい) to() me()

Why(どうし) won’t(て私の為) you(に生) live(きら) for(れな) me(いの)?

 

(「There for me」は「私の為にそこに居て」

の意味で「私を側で支えて」や

「私の味方で居て」などの意味もあります。

「Cry for me」は「私の為に泣いて」の意味。)

 

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どうしようもない男に振り回される女性の心情が描かれていますが、この曲を作詞曲したのはローリン・ヒルご自身です。フージーズ時代の元恋人ワイクリフ・ジョンについて書いたと言われています。ローリンの歌唱力が遺憾なく発揮された名曲です。

 

 

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