2021年にイギリスの歌手エルトン・ジョンが、同じくイギリスの歌手デュア・リパを迎えて発表した曲です。
パンデミック禍に制作された本作は、エルトン・ジョンが同志たちに声をかけて発表したコラボレーションアルバム「The Lockdown Sessions」からの一曲です。オーストラリアのミュージックトリオ・Pnau(プナウ)がリミックスし、世界中でヒットしました。
曲中、ジョンの往年のヒット曲「Rocket Man」「Kiss the Bride」「Sacrifice」「Where ‘s the Shoorah?」が使用されています。
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<ジョンパート>
It’s a human sign
When things go wrong
When the scent of her lingers
And temptation’s strong
(「sign/サイン」は「象徴」や「合図」などの意味。
「scent」は「残り香」の意味。
他にも「香り」の意味もありますが
その場合は「良い香り」の意味合いです。
「lingers」は「なかなか消えない」や「後に残る」
「長引く」などの意味。
「temptation」は「誘惑」の意味。)
Cold, cold heart
Hardened by you
Some things look better, baby
Just passin’ through
(「Hardened」は「鍛えられた」などの意味。
「look better」は「より良く見える」などの意味。
「passing through」は「通過する」や
「貫通する」などの意味。
このパートはジョンの曲「Sacrifice」からの引用です。)
<リパパート>
And I think it’s gonna be a long, long time
‘Til touchdown brings me ‘round again to find
I’m not the man they think I am at home
Oh no, no, no
And this is what I should have said
Well, I though it, but I kept it hid
(文頭の「And」は単に前の文について述べる時に使われ
訳されないことが多いですが、
「冷めた心」を指していると解釈し
自然に繋がるよう「それって」と訳しました。
「gonna」は「going to/するつもり」の口頭略。
「’Til」は「Until/~まで」の略。
「touchdown/タッチダウン」は
地上に「着陸する」「着地する」の意味。
「’round」は「around」の略で
「bring me ’round again」は「また私の元に戻る」や
「また元の私の状態に戻る」などの意味。
ここまでの歌詞はジョンの曲「Rocket Man」からの引用です。
「at home」は「自宅で」の意味で、
転じて「家族」や「くつろげる周囲の人」も意味します。
「hid」は「hide/隠す」の過去形。)
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ジョンの名曲を上手く繋ぎ合わせて、現代風に昇華させた曲だと思いました。MVの奇妙さがまた、なぜか崇高にすら思えます。
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