イギリスの歌手ハリー・スタイルズが2022年に発表した曲です。世界中で大ヒットし、この年、世界で一番売れた曲となりました。
作詞作曲にハリーが携わっていることもあり、歌詞は当時ハリーが交際していたアメリカの女優オリヴィア・ワイルドについて書いているのではと噂され、そちらの方面でも話題を集めました。
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“Come on, Harry, we wanna say goodnight to you.”
Holdin’ me back
Gravity’s holdin’ me back
I want you to hold out the palm of your hand
Why don’t we leave it at that?
Nothin’ to say
When everything gets in the way
Seems you cannot be replaced
And I’m the one who will stay, oh
(「Holding me back」は「思い留まらせる」や
「自制している」などの意味。
「hold out」は「差し出す」の意味。
「leave it at that」は「その辺で切り上げる」
や「このくらいで止めておく」などを意味する慣用句。
「gets in the way」は「~の邪魔になる」や
「~を妨げる」などの意味。
「Seems」は「どうやら」や「~らしい」などの意味。
「replaced」は「取って代わった」や
「取り換えた」などの意味。)
In this world, it’s just us
You know it’s not the same as it was
As it was
(「As it was」は「以前のまま」や
「元の状態のまま」などの意味です。)
Answer the phone
“Harry, you’re no good alone
Why are you sittin’ at home on the floor?
What kind of pills are you on?”
Ringin’ the bell
And nobody’s comin’ to help
Your daddy lives by himself
He just wants to know that you’re well, oh
(「lives by himself」は「彼は一人暮らし」の意味。
個人的な解釈ですが、彼女は電話では心配してくれるのに
ハリーから電話をしても来てはくれない。
彼女の元にお父さんが電話をしてくる。
ハリーと別れろという電話かもしれないが
ハリーは元気か確認したいだけだから気にする事はない。
と言っているのかなと思います。
何故なら前の歌詞にあったように
「it’s just us/僕らだけ」の問題だからです。)
Go home, get ahead, light–speed internet
I don’t wanna talk about the way that it was
Leave America, two kids follow her
I don’t wanna talk about who’s doin’ it first
(「the way that it was」は「昔の状態や姿」の意味。
個人的な解釈ですが、ここまで訳すと
ハリーが子連れの彼女と遠距離恋愛なのが分かります。
だから前の歌詞で電話をくれるのに来てはくれなかったのです。
また、ハリーがイギリスから離れるつもりがないとの同じように
彼女もアメリカから離れるつもりがない、または躊躇している様子。
それは彼女が前の恋愛/結婚を引きずっているからのようで、
だから前の歌詞の「it’s not the same as it was」
「以前(の恋愛)とは違うよ」と
ハリーが説得しているのかな、と思いました。)
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当初、スタッフの間ではアルバムのリードシングルは別の曲が推されていたそうです。ハリー自身がこの曲を強く推し、結果商業的にも大成功を収めました。やはり持っている人は勘が鋭いですね。
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