2000年に発売されたアルバムから2001年リリースされた曲です。名曲の多いバックストリート・ボーイズの中から浮気ソングであるこの曲が好きな理由は、じわじわと笑えるからです。笑
まるで自分が被害者であるかのような歌い出しに、謝罪するようで最後までしない内容。そして『浮気された女性たちが一丸となってメンバーに仕返しをする』という物語のMVで、なぜかハウィーだけが呑気にお茶を飲んでいる状況…など!なのに曲調もMVも疾走感があるのでつい見聞きしてしまいます。
バックストリート・ボーイズと言えば、アメリカでは*NSYNC(イン・シンク)と人気を二分するアイドルというイメージですが、当時のアメリカに住んでいた方に聞くと「断然インシンクの方が人気だった」そうです!でも日本ではバックスの方が人気で、よく日本のテレビに音楽番組だけでなくバラエティーへも出演してくれていました。
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Hello ?
Hi, it’s me, what’s up, baby?
I’m sorry, listen, I’m gonna be late tonight
So, don’t stay up and wait for me, okay?
Where are you ?
Wait, wait, say that again?
Hello ?
You’re really dropping out, I think my battery must be low
Listen, if you can hear me, we’re going to a place nearby, alright?
Gotta go
(冒頭はセリフですが重要なので訳しました。
赤字は彼女です。
「what’ up」は親しい人へ「調子どう?」
「どうしたの?」という意味で使いますが、
今「何か起こってる?」と言う意味でも使います。
電話の場合は日本で言う「今電話してても大丈夫?」
というようなニュアンスだと思っています。
「drop out」と言えば学校の「中退」や
立候補からの「撤退」を意味しますが、
元々ネットなどの回線が「落ちる」という意味で
使われていたそうです。
この場合も電話中の「dropping out」なので
「電話回線が落ちそう」に「You’re」がつくので
「君の声が回線落ちしそうなくらい聞き辛い」から
「聞き取り辛い」としました。
「if you can hear me」は「もしも僕の声が聞こえるなら」
ですが、電話で聞き取り辛い時に「Can you hear me?」
日本語で言う「聞こえてる?」と使うので
その方が自然だと思って「聞こえているかい」としました。)
Let me tell you the story
‘Bout the call that changed my destiny
Me and my boys went out
Just to end up in misery
Was about to go home
When there she was standing in front of me
And said, “Hi, I got a little place nearby, wanna go?”
(まるで自分の意志ではなく
幽霊に化かされたとでも言いたげな歌詞です。笑
「I got a」は「~を持っている / ある」を意味する
「I have got a」を略した口頭語です。
「a little place」は「小さな家」や「小さな店」など
「穴場」という意味で使われます。
日本語で「小さな場所」だと不自然なので
「ちょっとした場所」と訳しました。)
I should’ve said, “No, someone’s waiting for me”
But I called my girl up, and said
(「someone」は不特定の「誰か」を意味しますが
特定の「誰か」、つまり「決まった人」を
意味することもあります。
この場合は「~’s waiting for me / 僕を待っている人」と
特定の相手、つまり恋人がいることを意味しています。)
“Listen, baby, I’m sorry, just want to tell you, don’t worry
I will be late, don’t stay up and wait for me
Say again? You’re dropping out, my battery is low
Just so you know, we’re going to place nearby, gotta go”
(「Listen, baby, I’m sorry」ですが、
よく英詞で出てくる「baby」は日本語で
似たニュアンスが無いので訳しませんでしたが
この場合は彼女の名前だと解釈しています。
必死になって「聞いてくれ!〇〇!いや、ごめん」
と言っているような感じです。
とにかく詮索せずに眠って欲しいという意味です。笑
「Just so you know」は直訳すると「ご存じの通り」ですが
「念のため」や「ちなみに」という意味でもあります。
「gotta go」の「got」は前と同じように「have」が付き
「ta」は「to」の口頭語なので「have got to go」
「行かなきゃいけない」となります。)
Now, two years gone, nothing’s been won
I can’t take it back, what’s done is done
One of her friends found out
That she wasn’t my only one
And it eats me from inside
That she’s not by my side
Just because I made that call and lied
(「I can’t take it back」は「取り戻せない」
つまり「取り返しがつかない」を意味します。
「what’s done is done」は「終わった事は仕方ない」
ですが未練がありそうなので
もう一つの意味「さぁ、どうしたことか」から
「どうしたらいいのか」と訳しました。)
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なんかずっと「何言ってるんだこいつ」って感じですが妙な格好良さがあります。笑
ちなみにメンバーはこの曲の制作に携わっておりません!世界屈指のヒットメーカーであるソングライター兼プロデューサーのマックス・マーティンさんが関わっておられます。…なるほど格好良いわけだ。
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