2011年にアメリカの歌手レディー・ガガが発表した曲です。
米を始め世界13ヵ国のチャートで1位に輝き、日本では自身初となる1位を獲得しました。2019年には日本映画「ファブル」の主題歌に起用されました。
iTunesでは史上最速の5日間で100万ダウンロードを達成しました。
曲が全体的に、マドンナが1989年に発表した「Express Yourself」に似ていると指摘されていましたが、マドンナはそれを逆手に取り、曲をミックスしてライブで披露したそうです。
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It doesn’t matter if you love him
Or capital “H–I–M”
Just put your paws up
‘Cause you were born this way, baby
(「H-I-M」は「神様」の意味。
信仰における「神様」を表記する際には
「He」など大文字が用いられます。
「paws up」は動物などが「手を挙げる」
の意味ですが、レディー・ガガのファンを
「リトル・モンスター」と呼ぶことから、
「興奮を示して」という意味で
「Hands up/手を挙げて」と言う際に
動物の手のように指を曲げて掲げる
彼女とファンの間で認識されている言葉です。)
My mama told me when I was young
“We are all born superstars”
She rolled my hair and put my lipstick on
In the glass of her boudoir
“There’s nothing wrong with loving who you are”
She said, “’Cause He made you perfect, babe”
So hold your head up girl, and you’ll go far
Listen to me when I say
(「In the glass」は「鏡越しに」の意味。
「Listen to me when I say」は
「私の話に耳を傾けて」や
「私の言うことを聞いて」の意味。)
I’m beautiful in my way
‘Cause God makes no mistakes
I’m on the right track, baby
I was born this way
Don’t hide yourself in regret
Just love yourself and you’re set
(「I’m ~ in my way」は
「私は私のやり方で~をやる」の意味。
「track」は「軌跡」や人が通った「足跡」
「わだち」などの意味です。
「in regret」は言った後、やった後に
「後悔して」の意味。
「you’re set」は「もう大丈夫」の意味。)
Ooh, there ain’t no other way
Right track
(「Ooh」は「わぁ」など驚きや
喜びを意味する感嘆詞。)
Don’t be a drag, just be a queen
(「drag」は「引きずる」の意味で
「be a drag」で「退屈なもの」や
「うんざりするもの」を意味します。
次に「queen/女王」が来ることから
ありのままの自分を楽しんでいる
「drag queen/女装するパフォーマー」
のようになろう、という意味だと解釈しています。
「queen」にはスラングで「ゲイ」や
「ゲイ文化」の意味もあります。)
Give yourself prudence and love your friends
Subway kid, rejoice your truth
In the religion of the insecure
I must be myself, respect my youth
A different lover is not a sin
Believe capital H–I-M
I love my life, I love this record and
Mi amore vole fe yah (Same DNA)
(「prudence」は「慎重さ」や「用心深さ」の意味。
「Subway kid」は学校にも行かず家にも帰らずに
地下鉄で遊ぶ少年少女のこと。
最後の「Mi amore vole fe yah」は
海外のサイトから訳しました。
イタリア語やラテン語、スペイン語だという説が
あるので、次の「Same DNA/同じDNA」から
あえて色んな言語を混ぜることで
「言語は違っても同じ人間」と伝えたかったのかな
と思いました。)
Whether you’re broke or evergreen
You’re black, white, beige, chola descent
You’re Lebanese, you’re Orient
Whether life’s disabilities
Left you outcast, bullied or teased
Rejoice and love yourself today
‘Cause baby, you were born this way
(「chola descent/チョラの血筋」の
「chola」は「メキシコ系アメリカ人」のこと。)
No matter gay, straight, or bi
Lesbian, transgender life
I’m on the right track, baby
I was born to survive
No matter black, white, or beige
Chola or Orient made
I’m on the right track, baby
I was born to be brave
I’m beautiful in my way
‘Cause God makes no mistakes
(何度も「神様」が出てきますが、
彼女の信仰心が強いと言うよりは
「そう信じて前を向くことが大切」
そして、信じる為には
「人を、自分を愛することが大切」
と伝えているような気がします。
冒頭に「誰を愛していてもいい、神様でも良い」
と言っていることから、勿論
自分が信仰する対象でも良いし、自分、
愛する誰かでも良いと解釈しています。)
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とても力強く応援してくれる曲です。後に日本で発生した東日本大震災の際、米ユニバーサル・ミュージックが企画したチャリティー・アルバム「Songs for Japan」にも収録されました。日本と縁のある曲や、人気の曲が集められる中、この曲はアルバム用に特別にリミックスしてくれていました。心温まる曲でもあります。
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