2012年にイギリスのガールズグループ、リトル・ミックスが発表したデビュー曲です。
オーディション番組からのデビューということもあり世界中から注目されていましたが、評論家からは「デビュー曲としては最高」などと絶賛されました。
歌詞はオーディション番組で経験したことを基に、メンバーたちと共同で作られたそうです。
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Mama told me not to waste my life
She said, “Spread your wings, my little butterfly”
Don’t let what they say keep you up at night
And if they give you-, shh
Then they can walk on by
(「waste」は「無駄」や「浪費」の意味。
「keep you up」は「あなたを寝かせない」の意味。
「shh/シー」は日本と同じで「静かにして」を意味する擬音語。
「walk on by」は「無視する」の意味。)
My feet, feet can’t touch the ground
And I can’t hear a sound
But you just keep on running up your mouth, yeah
Walk, walk on over there
‘Cause I’m too fly to care, oh, yeah
(「keep on running up your mouth」は
「口が減らない」や「喋り続ける」の意味。
「fly/飛ぶ」は「格好良い」や「おしゃれ」などを意味する
スラングでもあります。)
Your words don’t mean a thing
I’m not listening
Keep talking, all I know is
(「don’t mean a thing」は「何の意味もない」や
「重要ではない」の意味。)
Mama told me not to waste my life
She said, “Spread your wings, my little butterfly”
Don’t let what they say keep you up at night
And they can’t detain you
‘Cause wings are made to fly
And we don’t let nobody bring us down
No matter what you say, it won’t hurt me
Don’t matter if I fall from the sky
These wings are made to fly
(「bring down」は「落とす」や「降ろす」の意味ですが
前の歌詞が「wings are made to fly/羽は飛ぶために作られる」
なので飛ぶものを対象として「撃ち落とせない」と訳しました。
「No matter what ~」は「どんなに~でも関係ない」の意味。
「Don’t matter」も「関係ない」の意味ですが
「問題ない」や「どうでもいい」「気にしない」の意味合いで、
「No matter」の方が強調された言い方になります。)
I’m firing up on that runway
I know we’re gonna get there someday
But we don’t need no ready, steady, go, no
Talk, talk turns into air
And I don’t even care, oh, yeah
(「I’m firing up on that runway」は直訳すると
「私はあの滑走路で燃えている」となりますが
「firing up」はエンジンをかけてからの「最高速度」や
「準備万端で勢い付いている」様子を意味し、
「runway/滑走路」は人生や目標への「始まり」や
「分岐点」の比喩として使われることから
「あの道を最高速度で駆け上がる」などの意味になります。
「ready, steady, go」は「位置について、用意、ドン」の意味。
イギリス英語でアメリカでは「ready, set, go」が一般的です。
また、規模の大きな公式の大会などでは
「On your mark/位置・白線につけ」から音が鳴るのが一般的です。
「Talk/話し」には「噂話」の意味もあります。
「turn into air」は「空気になる」つまり
「消え失せる」や「跡形もなくなる」の意味。)
I don’t need no one saying, “Hey, hey, hey, hey”
I don’t hear no one saying, “Hey, hey, hey, hey, hey, hey, hey, hey”
You better keep on walking
I don’t wanna hear your talking, boy
(「I don’t need no one」は「誰も必要としていない」や
「誰の助けもいらない」の意味。
「I don’t hear no one」は訳すのが難しいですが
そのまま「誰も聞こえない」と解釈した「誰も居ない」という意味と、
「誰も聞き入れてくれる人がいない」つまり
「誰かの声が聞こえてくる/黙ってくれない」の意味に解釈できます。
歌詞の内容から後者だと解釈し「しつこく声をかけて来る」と訳しました。
「You better keep on walking」は直訳すると
「あなたはそのまま歩き続けた方が良い」ですが
歌詞の内容から「さっさと立ち去った方がいい」と訳しました。)
They’re just like water off my wings
(「water off」は「水を切る」つまり「意に介さない」の意味ですが
タイトルの「wings/羽」が効果的に使われるように
「羽が水を弾く」と訳しました。)
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世界中で大ヒットしたこの曲は、後に日本語版も発表されました。気になる方は聴いてみてください。
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