アメリカの歌手アリアナ・グランデが2018年に発表した曲です。
前年に発生したアリアナのコンサート後の会場爆破事件から、アリアナが活動を再開しようと奮起する為に作られた曲です。
曲は評論家から絶賛され、アリアナが縦横無尽に動き回るMVはMTVにて「最優秀ポップビデオ賞」を受賞しました。
歌詞はアリアナ本人が事件について聞かれた際、「前向きに愛を語りたい。もう泣くことはない」と語ったことから着想を得たそうです。
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Right now, I’m in a state of mind
I wanna be in like all the time
Ain’t got no tears left to cry
So I’m pickin’ it up, pickin’ it up
I’m lovin’, I’m livin’, I’m pickin’ it up
(「state of mind」は「気持ち」や
「精神状態」の意味。
動詞の「left」は「leave/残す」の
過去形・過去分詞形。
「I’m pickin’ it up」は「理解した」や「習得した」
などの意味がありますが、他にも
「元気を出していく」や「調子を取り戻す」
「~を再開する」などの意味もあります。)
Lovin’, I’m livin’ so we turnin’ up
Yeah, we turnin’ it up
(「Loving」は「愛している」の意味ですが
「愛情深い」などの意味もあります。
「turnin’ up」は「盛り上がろう」や
「最高の時間を過ごそう」の意味。
「~ it up」と「it」が入ると
「~する」などの意味になります。
対象を明確にして言い切るニュアンスです。)
Ain’t got no tears in my body
I ran out, but, boy, I like it
Don’t matter how, what, where, who tries it
We out here vibin’
(「I ran out」は「使い果たした」や
「底をついた」などの意味。
「Don’t matter how」は「関係無い」や
「どんなに~でも気にしない」などの意味。
「vibin’」は「楽しんでいる」雰囲気を指します。)
Comin’ out
Even when it’s rainin’ down
Can’t stop now
Can’t stop, so shut your mouth
Shut your mouth
And if you don’t know, then now you know it, babe
Know it, babe, yeah
(「Comin’ out」は「現れる」や「出て来る」の意味。
「now」は「今」の他に
「今ではもう」などの意味があります。
「Shut your mouth」は「黙れ」の意味で
同じ意味の「shut up」よりも
怒りを持って命令する時に使われます。)
Oh, I just want you to come with me
We’re on another mentality
(「on another mentality/異なる考え方」は
「考え方や視点を変えてみて」の意味を持ちます。
この歌詞の場合は「私と一緒に来て、私の考えや
視点に切り替えてみて」の意味に解釈しています。)
They point out the colors in you, I see ‘em too
And, boy, I like ‘em
We’re way too fly to partake in all this hate
(「the colors」は「色」の他にも
「立場」や「本質」などの意味があります。
「way too fly to」は直訳すると
「飛ぶにはあまりにも~過ぎる」ですが
「~するには大袈裟過ぎる」や
「~するには格好良過ぎる」などのスラングです。
「partake」は「参加する」の意味。)
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当時、酷く落ち込んでいた彼女は、すぐに「憎しみに勝たせたくない」とSNSで発信し、事件の翌月には来場者や犠牲者の家族を無料招待したコンサートを開催しました。
そういった彼女の行動も、この曲が支持される要因となりました。単なる応援歌とは違う、力強い一曲です。
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