1967年にアメリカのバンド「ザ・アソシエイション」がリリースした曲です。日本ではソフトロックの代表格として人気でした。その「ソフトロック」というコーラスやハーモニーを用いた軽やかなロックのジャンルは、ビートルズの出現で淘汰されたそうです。
この曲は元々、1966年にあおい輝彦さんが在籍されていたアイドルグループ「ジャニーズ」に提供された曲でした。その後も後輩へと歌い継がれているので、アソシエイションを知らなくても聴いたことがある方がいらっしゃると思います。
タイトルの「Never my love」ですが、タイトルだけ見ると「恋人なんかじゃ絶対にない」という意味に取れますが、そんな内容の曲でもないので不思議に思い訳して好きになった曲です。
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You ask me if there’ll come a time
When I grow tired of you
Never, my love
Never, my love
(ご覧の通り、歌詞では「Never」の後に
区切りの「, カンマ」が入ります。
なので前の文に対する否定となります。
タイトルを訳すなら「you」などではなく
「恋人」という関係性を持たせた「my love」
であることから、その関係性を揺るがすような
否定的なことに対する「No」より強い
否定の「Never」だと推測できるので
「不安に思う事は決してないよ恋人よ」
のようになると思います。)
You wonder if this heart of mine
Will lose its desire for you
Never, my love
Never, my love
(歌詞が行で分けられていますが
一行だと考えた方が訳しやすいです。
「Never」には色んな訳し方がるので
繰り返しになりますが訳してあります。)
What makes you think love will end?
When you know that my whole life depends
On you
(「depends on you」は相手に自分の
決定権を委ねている意味の「君次第」です。
同じ意味の「up to you」は相手の選択を
相手自身が決定できるいう意味の「君次第」です。
ちなみに、今歌詞では「君と僕」の複数形なので
「depends」ですが、これが一人称の
「I depend on you」になると
責任を相手一人に押し付けるような「君に依存する」
というネガティブな意味になります。)
You say you fear I’ll change my mind
I won’t require you
Never, my love
Never, my love
(「必要」を意味する「require」は
感情的な「need」より義務のような
ニュアンスがある「必要」です。
感情がなくなり無情に
「必要とされなくなるのが怖い」
という雰囲気が伝わってきます。
権限を持って命令する時の「要求」
の意味もあります。
このパートでの「Never, my love」は
前の歌詞の「心変わりする」を否定する
「どんな時でも起こらないよ」と意訳しました。)
How can you think love will end
When I’ve asked you to spend your whole life
With me?
Never, my love
(最後まで訳すとプロポーズの曲だと分かります。)
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邦題「かなわぬ恋」です。訳し方によっては悲恋の曲にもなるのかなと思いますが、個人的にプロポーズに向かうラブソングとして訳しました。受け継がれる名曲です。
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