2020年にアメリカのラッパー、トゥエニーフォー・ケー・ゴールデンがイアン・ディオールと共に発表した曲です。
Tiktokから人気が爆発しビルボードで8週連続1位という大ヒットを記録しました。
ビルボードを始め、スレートやニューヨーク・タイムズなど著名なメディアが「2020年のベストソング」に選んだり、ジャスティン・ビーバーがリミックスを発表するなど、流行に留まらず作品として高く評価された一曲です。
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Yeah
Why you always in a mood?
Fuckin’ round, actin’ brand new
I ain’t tryna tell you what to do
But try to play it cool
Baby, I ain’t playin’ by your rules
Everything look better with a view
(「in a mood」は「機嫌が悪い」や「不機嫌」などの意味。
前後に繋がる単語によって「機嫌が良い」にもなります。
「Fuckin’ round」は「ふざけ回る」や「馬鹿な真似をする」
「無駄に過ごす」などを意味するスラング。
「actin’ brand new」は直訳すると「新品のように振る舞う」ですが
転じて「新品を身に着けることで調子に乗る」
さらに「調子に乗って素っ気なく振舞う」などを意味するスラングです。
「tell you what to do」は「あなたに指図する」などの意味。
「play it cool」は「落ち着いているように見せる」や
「冷静に振る舞う」「感情を表に出さない」などの意味。)
<イアン・パート>
I could never get attached
When I start to feel unattached
Somehow always end up feelin’ bad
Baby, I am not your dad (no)
It’s not all you want from me
I just want your company
(「attached」は「添付した」や
恋人など「特定の相手がいる」などの意味で
「get attached」で「~に愛着を持つ」または「執着する」
や「~に慣れる」などの意味になります。
「end up」は「最終的に」や「結局」などの意味。
「feeling bad」は「後悔する」や「不快」などの意味。
「company」は「仲間」や「会社」などの意味ですが
「I want company」で「~と一緒に居たい」などの意味になります。)
Girl, it’s obvious, elephant in the room
And we’re a part of it, don’t act so confused
And you love startin’ it, now I’m in a mood
Now we arguin’ in my bedroom
(「obvious」は「明白」や「明らかな」などの意味。
「elephant in the room/部屋の中の象」は
「誰の目にも見えているのに敢えて触れない」ことを意味する慣用句。
「arguing」は「口論する」や「議論する」などの意味。)
<二人パート>
We play games of love to avoid the depression
We been here before and I won’t be your victim
(「avoid」は「避ける」や「免れる」などの意味。
「depression」は「憂鬱」や「絶望」などの意味。
「victim」は「犠牲者」や「被害者」などの意味。)
<24kGoldn・パート>
So why you tryin’ to fake your love on the regular?
When you could be blowin’ up just like me cellular
I won’t ever let a shorty go and set me up
Only thing I need to know is if you wet enough
(「regular」は「習慣的」や「いつもの」などの意味。
「be blowing up/爆発する」は連絡が「大量に来る」や
人気が「急上昇する」などを意味するスラング。
「cellular/セルラー」は「細胞」の意味ですが
「セル区画」を利用した通信方式を
携帯電話やタブレットが使用していることから
それらを意味するスラングでもあります。
「shorty」は「背が低い」の意味ですが
転じて「小さくて可愛い女の人」や
「若くて魅力的な女性」を意味するスラングでもあります。
「set me up」は「私を騙す」や「私をハメる」などの意味。)
I’m talkin’ slick back, kick back, gang sippin’ 40s
You keep playin’, not another day with you shorty
Mismatched fits, that was way before you know me
Got a lot of love, well you better save it for me
(「slick back/スリック・バック」は
前から後ろに撫でつける髪型のことで
日本で言う「オールバック」に近いです。
「kick back」は「くつろぐ」などの意味。
「gang/ギャング」は「犯罪集団」の意味もありますが
単に「仲間」や「仕事仲間」などの意味にもなります。
「sippin’」は酒を「ちびちび飲む」や「すする」などの意味。
「お酒」に対して「40s」が意味するものはアルコール度数です。
「not another day」は「もう一日もごめんだ」や
「別の日は来ない」などの意味。)
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愛や性への価値観がズレを、相手の「機嫌」で表現している面白い曲です。Z世代を象徴する曲調とも評されています。

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