アメリカの兄弟デュオ・カーペンターズが1976年に発売した曲です。世界中で愛されているカーペンターズの曲の一つですが、日本では発売当初よりも1995年にドラマで使用されたことから爆発的な人気を博しました。
カーペンターズの他の曲同様、作曲を兄のリチャードが、作詞をジョン・ベティスが担当しています。ボーカルを務めている妹のカレンは、生前この曲をお気に入りと語ったそうです。
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The hardest thing I’ve ever done
Is keep believing
There’s someone in this crazy world for me
The way that people come and go
Through temporary lives
My chance could come and I might never know
(「I’ve ever done」は「私がやってきた事の中で」の意味。
「There’s someone」は「誰かがいる」なので
最後の「for me/私にとって」と合わせて
「私に合う誰かがいるって」と訳しました。
「Through」は「通過する」、「temporary」は「一時的な」、
「lives」は「複数人の人生」を意味します。
「恋愛は誰もが生きる上で当然のように通過する」
という意味だと解釈しています。)
I used to say, no promises
Let’s keep it simple
But freedom only helps you say goodbye
It took a while for me to learn
That nothin’ come for free
The price I’ve paid is high enough for me
(「used to say」は「よく言っていた」の意味。
「I」が付くと、「習慣的に言っていたが今は言っていない」
ことから「昔は言っていた」や「以前はよく言っていた」
の意味になります。
「took a while」は「時間がかかる」や
「しばらくの時間を要する」の意味。)
I know I need to be in love
I know I’ve wasted too much time
I know I ask perfection of a quite imperfect world
And fool enough to think that’s what I’ll find
(「wested」は「無駄にした」の意味。
「quite」は「完全に」や「全く」の意味。
「すごく」の意味でもありますが「very」に比べると
「まあまあ」程度のニュアンスで使われることが多いです。)
So here I am with pockets full of good intentions
But none of them will comfort me tonight
I’m wide awake at 4 a.m
Without a friend in sight
Hanging on a hope, but I’m alright
(「intentions」は「意図」の意味なので
「good intentions」で「善意」の意味になります。
「none」は何一つ「無い」の意味。
「comfort」は「慰め」や肉体的な傷を「癒す」の意味。
「in sight」は「見えるところ」や「視野に入る」
を意味します。)
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日本でも多くのシンガーにカバーされていますが、邦題は「青春の輝き」。歌詞を訳してみるとピンとこないことが分かります。70~80年代はこのように、日本人の興味を引く為にわざと内容と関係のない印象的なタイトルをつけることが多かったそうです。
ちなみに英語を教えてくださる立場の方々は、よくカーペンターズを推薦します。カレンさんの発音が美しく聞き取りやすいからです。そしてドラマーでもある彼女は音感も抜群です。何十年経っても色褪せないシンガーでデュオです。
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