【和訳】♪Let’s Get It On / Marvin Gaye

Marvin Gaye

1973年にアメリカの歌手マーヴィン・ゲイが発表した曲です。全米1位を記録したマーヴィンの代表作の1つです。

 

歌詞は元々エド・タウンゼンドによって、宗教的なテーマとして書かれていたそうです。それがケネス・ストーヴァーによって政治的なテーマに変えられ、最終的にはマーヴィン本人の手によって愛と性のテーマに書き変えられたとか。

あまりにも直接的な内容から、評論家からは「史上最も性的なアルバムの一つ」と評されたそうです。

 

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I’ve僕は been本当に really(頑張って) tryin’(たんだよ), baby(愛しい人)

Tryin’(この気持) to() hold(を長い) back(間抑え) this(よう) feeling(としてい) for() so() long(だよ)

And(それで) if() you(し君が) feel(僕と同) like(じよ) I() feel(な気持), baby(ちなら)

Then(それなら), c’mon(さあほら), oh(早く), c’mon(こっちに), whoa(来てよ)

 

(「I’ve been」は「~してきた」の意味。

「hold back」は「抑える」や「遠慮する」などの意味。

「Then」は「それなら」や「じゃあ」などの意味。

「C’mon」は「Come on/さあ早く」の略。)

 

Let’s(さあ始) get(めよ) it() on()

Ah(あぁ), baby(愛しい人), let’s(よさあ) get(楽し) it() on()

Let’s(愛し合) love(おうよ), baby(愛しい人)

Let’s(さあ楽) get(しも) it() on(), sugar(可愛い人)

 

(「Let’s get it on」は「さあ始めよう」や

「楽しもう」などの意味。

sugar」は「甘い」の意味ですが

「可愛い人」や「甘い言葉」のスラングでもあります。)

 

Let’s(さあ始) get(めよ) it() on(), woo(ウー) hoo(フー)

We’re(僕らは) all() sensitive(んな繊細 peopleな人間)

Withそれと so共に) much与えるも to giveが多い)

Understand(僕のことを理解) me(して), sugar(可愛い人)

Since(僕らここ) we’ve(に居る) got(しか) to() be(いん) hereだから)

Let’s(楽しも) live(うよ)

I() love(してる) you(んだ)

 

(「sensitive/センシティブ」は「繊細な」

「敏感な」などの意味。

Since ~」は「~だから」の意味。

「got to be」は「~でなければいけない」の意味。

「Let’s live」は「生きよう」の意味ですが

「楽しもう」の意味でもあります。)

 

There’s(僕にはどこ) nothing(にも悪いと) wrong(ころなん) with(て無) me(いよ)

Loving(愛してる) you(んだ), baby(愛しい人), no(ダメ), no(ダメ)

And(それと giving(さ僕に自) yourself(分を捧げる to) meとは) can(決し) never(て間違い) be() wrong(は無いよ)

If() the(し愛) love(が真) is() true(ならね), oh() baby(しい人よ)

 

(「wrong with ~」で「~の具合が悪い」や

「~は間違っている」などの意味。)

 

Ooh(ワー、), don’t(君って) you(人生) know(がどん) how(なに) sweet(甘美で) and(素晴) wonderful(らしいのか) life() can(らな) be(), ooh(のか) (let() me(を愛) love(させて) you(くれ))

I’m(君に) asking(尋ねる) you(よ愛) baby(しい人) to() get(僕と) it() on() with(みな) me(いか)

I() ain’t(は迷惑 gonnaかけるつも worryりはないよ)

I() ain’t(理強い) gonnaするつもり pushは無い, won’t君に強要 push(はしな) you(い愛) baby(しい人よ)

So(だか) c’mon(らおいで)

Stop(遠回し) beatin’(に言わず)round(ハッキリ) the(言っ) bush(てくれ), hey(さあ)

 

(「Ooh」は驚きや喜びを意味する感嘆詞。

「get it on」は「楽しむ」や「盛り上がる」の意味がありますが

「with me」がつくと「私と性交しよう」の意味になります。

「gonna」は「going to/~するつもり」の短縮形。

「worry」は「不安」や「悩み」の意味ですが

「迷惑かける」の意味もあります。

「push」は「押す」の意味ですが

人に「無理強いする」や「強要する」の意味もあります。

「beating around the bush」は直訳すると

「茂みの周りを叩く」ですが「遠回しに言う」の意味です。

これは、狩りをする時に獲物を仕留めるために茂みに隠れて

茂みの虫に攻撃されていたことから、

まずは茂みを叩いて安全を確保しようという教訓が転じて

慣用句として使われるようになったそうです。)

 

You(何に) know(ついて) what(言って) I’m(るか) talkin’(分かって)bout(るだろ)

Let(君の) your(愛を表) love(現し) come(てみよ) out(うよ)

If() you(し君) believe(が愛を信) in() love(るなら)

This(今す) minute(ぐにね)

Please(頼むから), please(どうか楽 getしも it) on)

 

(「come out」は「公開する」や「見せる」など

隠していた/隠れていたものを表に出す意味。

「This minute」は「今すぐに」の意味。)

 

I() know(かってる) and(し君) you(も分) know(かってる) what(んだろ) I’ve(僕が) been(何を夢) dreaming(見てきたの) of(), don’t(そうだ) you(ろ愛) baby(しい人よ)?

My(僕の) whole(体中に) body(愛しさ) makes(を感じ) that(させ) feelin’(てくれ) of() love(んだ), I’m(僕は) happy(幸せさ) (my(僕の) body(体が君) wants(を求めて) ya(いる))

I() ain’t(は迷惑 gonnaかけるつも worryりはない, no() I() ain’t(強いす) gonnaるつもりも push無いよ)

I() won’t(に無理) push(強いは) you(しな) baby(い愛し), woo(い人よ)

 

(「don’t you?」は「そうでしょ?」の意味。

「make」は「~させる」の意味。

「ya」は「you」のスラング。)

 

Threatenin’怖がらせてる youかい, baby(愛しい人)

You(君は) don’t(間違っ) have(ている) to() worry(心配する) that(必要) it’s(無い) wrong(んだって)

If() the(し君) spirit(の心が) moves(動いたな) ya()

Let心地 me良く) groove(楽しませ) ya() good(あげる)

Let(君の) your(愛を) love(注い) come(でおく) down(れよ)

 

(「Threatening」は「脅す」や「強迫的な」の意味で

「Threatening you」で「あなたを脅している」の意味に

なりますが「あなたを怖がらせている」の意味でもあります。

「spirit moves you」は「精神があなたを動かす」つまり

「心が動く」「魂が揺さぶられる」などの意味です。

「Let me groove ya/you good」は

「君を心地よく揺さぶって楽しませてあげる」の意味。

「come down」は「降りて来る」の意味ですが

文脈によって「降り注ぐ」の意味にもなります。)

 

C’mon(さあほら), baby(愛しい人)

Do(この) you(意味) know(が分) the() meaning(るかな)?

I’ve(僕は) been(罪から) sanctified(解放された)

Girl(君だよ), you(君は) give(僕に) me() good(地良さ) feeling(をくれる)

So() good(晴らしい), somethin’清められた likeみた) sanctifiedいなんだ)

Oh(あぁ) dear(親愛な), I(), baby(愛しい君)

Nothing(愛には何の) wrong(問題も) with(無いん) love(だよ)

If() you(が僕) want(を愛し) to() love(いなら) me() just(分を) let() your(放する) self(だけ) go()


(「sanctified」は「神聖にされた」の意味ですが

文脈によって「罪から解放された」や

「清められた」などの意味になります。)

 

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現代音楽史において革新的な名曲を幾つも生み出してきたマーヴィン・ゲイ。この曲については、人の本能からくる性的な「飢え」と、宗教的な啓発を結びつけたと語ったそうです。お見事です。

 

 

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