1978年にアメリカのバンド、アース・ウィンド・アンド・ファイアーが発表した曲です。
今でも多くのメディアで使用されるほど世界中で大ヒットし、発表から40年以上経った2021年には、ローリング・ストーン誌の「オールタイム・グレイテスト・ソング500」で65位を獲得しました。
21世紀に入ると歌詞に出てくる「9月21日」がネット上で注目されるようになり、毎年のように9月21日にはストリーミング数が増えるようになったそうです。
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Do you remember
The 21st night of September?
Love was changin’ the minds of pretenders
While chasin’ the clouds away
(「pretenders」は「ふりをする人たち」や
「なりすました人たち」「偽善者たち」などの意味。
「clouds」は複数の「雲」を意味しますが
「心配事」や「不安」の比喩としても使われます。
この歌詞の場合、共通認識の「the」が付いているので
「互いが抱えていた同じ心配事」と解釈しています。)
Our hearts were ringin’
In the key that our souls were singin’
As we danced in the night, remember
How the stars stole the night away, oh, yeah
(「ringing」は「鳴っている」や
「鳴り響く音」の意味ですが
「heart」がつくと「心に響く」や「感動」
そして「胸の高鳴り」を意味します。
この歌詞の場合「Our/私たち」と
付いているので「惹かれ合った」と意訳しました。
「In the key」の「key」は音楽の「調」の意味で
「In the key」で「~調で」「~の調子で」の意味。
「the stars stole the night away」の訳は
「星たちが夜を奪い去った」ですが、
共通認識の「the」が付くので
「二人が共に過ごした夜に見た星たち」
であることが分かります。
また「stole」には「こっそり奪う」の意味や
対象が物だけでなく時間の場合も使われます。
なので、「一緒に星たちを見ていた時間が
あっと言う間だった」と
時間の流れの早さを歌っていると解釈しています。)
Hey, hey, hey
Ba-dee-ya, say, do you remember?
Ba-dee-ya, dancin’ in September
Ba-dee-ya, never was a cloudy day
My thoughts are with you
Holdin’ hands with your heart to see you
Only blue talk and love, remember
How we knew love was here to stay
(余談ですが「My thoughts are with you」は
相手の気持ちに寄り添う言葉ですが
「お悔やみ申し上げます」の意味でも使われます。
「blue talk」とは恋人同士がベッドでする
「きわどい会話」のこと。
「here to stay」は「定着した」や「生活の一部になった」
「これからも続くだろうこと」などを意味します。)
Now December
Found the love that we shared in September
Only blue talk and love, remember
The true love we share today
Golden dreams were shiny days
(「Golden dreams」は直訳すると「黄金の夢」ですが
1970年代にアメリカで流行した同名のカクテルがあります。
そのカクテル言葉が「永遠の夢」です。
愛を歌う歌詞の内容と、
年代的にも合うのでこちらの意味で訳しました。)
The bell was ringin’, oh, oh
Our souls were singin’
Do you remember never a cloudy day?
There was a
And we’ll say
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いつ聴いても気分を上げてくれる曲です。CD販売数でもデジタル販売数でもゴールド認定を受けていることからも、時代を越えて愛されていることがよく分かる名曲です。
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